鹿島が荒木弾で仕切り直しの勝利! C大阪は大久保復帰も5試合白星なし【明治安田J1第16節】

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明治安田生命J1リーグ第16節の1試合が26日に県立カシマサッカースタジアムで催され、ホームの鹿島アントラーズが1-0でセレッソ大阪を下した。

相馬体制発足後初の黒星から仕切り直しとなる7位の鹿島は前節から3選手のメンバーチェンジを施して、常本、小泉、ディエゴ・ピトゥカが先発。ヤンマースタジアム長居でのラストマッチも勝利で飾れず、4試合勝ちなしで鹿島とのアウェイ戦に挑む10位のC大阪も3選手が入れ替わり、瀬古と原川が丸橋とともに久々にスタートから出場した。

前節の黒星から早期の立ち直りを目指す両者の一戦は序盤からボールの主導権争いで上回った鹿島が押し気味に進めるが、C大阪もタイトな守りから司令塔の清武を経由して反攻。中盤以降もボールを保持し続けた鹿島と守備意識を高く保ちながら丸橋と清武の左サイドを起点に局面打開を図るC大阪という構図となり、重苦しい展開が続く。

そのなかで、60%近くのボール保持率を記録した鹿島は43分にバイタルエリア中央の位置で獲得したFKのチャンスから永戸が左足で直接。これがゴール右を突いたが、GKキム・ジンヒョンが冷静に処理する。すると、C大阪もアディショナルタイム1分に獲得した右CKのチャンスを二次攻撃に繋げ、ゴール前の混戦を生むが、得点に至らない。

均衡破れず、迎えた後半だが、互いの慎重さが際立った前半を経て、中盤にも徐々にスペースが生まれ始め、オープンな展開に。そのなかで、もう少し攻撃の時間を作り出そうとハーフタイム明けからアダム・タガートを投入したC大阪がボール保持で巻き返すが、鹿島も53分に白崎がゴールに迫るなど、しっかりと攻めの形を作り出す。

そんな一戦は72分にようやくスコアが動く。鹿島が高い位置から強くプレッシャーをかけにいくと、途中出場の新井が自陣左サイドからバックラインの中央に出したパスがずれ、それをバイタルエリア中央の土居が回収。バイタルエリア左でボールを受けた荒木がボックス左から右足シュートをゴール右に決め、鹿島がリードに成功する。

追いかけるC大阪は75分に負傷明けの大久保を入れ、反撃を試みるが、鹿島が堅い守りで1点のリードを維持しつつ、前がかる相手の背後を突いて追加点を目指す流れに。その鹿島も試合を決定づける追加点を奪い切れなかったが、ウノゼロで勝ち切ってみせ、2試合ぶりの白星を手にした。C大阪は5試合未勝利という結果に終わっている。

鹿島アントラーズ 1-0 セレッソ大阪

【鹿島】

荒木遼太郎(前27)

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