髪だけじゃない!「美容ドライヤー」で顔も全身も丸ごとケアができるって……どういうこと?
サロンに行きたいけれど、なかなか行けない。そんなときは、自宅でのセルフケアが必須ですが、あれもこれもと美容機器をそろえるのは大変です。だからといって、ヘアケアとスキンケアのアイテムは、それぞれ別にそろえなければと思っていたら、なんと1台で、髪、顔、全身に使える美容機器がありました。それが 「CALEA(カレア)」 の復元ドライヤーです。その驚きの機能と使い方をご紹介します。
CALEA 復元ドライヤー オープン価格 ※22,000円(2021年4月編集部調べ・税込み)
髪だけでなく全身のケアができる「CALEA」復元ドライヤーは、発売から約4年で累計出荷が約50万台(2016年1月〜2020年1月まで。マクセル調べ)と人気の新感覚ドライヤーです。
サロン向けに「LOUVREDO」が販売する復元ドライヤーを2015年から製造受託している「マクセルイズミ」が製造を受託し、家電量販店向けに「マクセル」が販売しているドライヤーです。2社共同特許を取得している2種のセラミックフィルターを配置した構造で、髪だけでなく、全身ケアもできるという優れもの。付属のイオンパウダーを配合したビューティーローラーを併用して全身ケアが行えるという美容ドライヤーです。髪を乾かすだけでなく、ケアしながら乾かし、全身のケアに使えるなんて便利ですよね。
髪が傷む原因は、カラーリングなど薬剤や日焼け、さらにドライヤーの熱など、さまざまです。髪を乾かさずにいると、キューティクルが剥がれやすく良くないことは知られていますが、ドライヤーの熱でもダメージがあります。毎日のことなので、悩ましいですね。
髪が傷んでいる状態というのは、髪のたんぱく質が部分的にこわれてしまっている状態。たんぱく質は、60度以上の熱を与えるとこわれてしまい、一度白くなった卵の白身が二度と透明に戻らないのと同じで一度壊れるともとには戻せません。ということは、一般的なドライヤーは約120度。髪に到達するころには、約92度だそう。ドライヤーの熱を見直す必要がありますね。
「CALEA」 は、HIGHモードで80度、髪の到達する頃には約50度になります。LOWモードなら、65度に設定されています。しかも、HIGHモードで750Wと一般的なドライヤーより消費電力が少なくお財布にもやさしい設計です。
低温では乾かないのではないかと気になりますが、特許取得の吹き出し口に搭載された2枚のセラミックフィルターによって、育成光線とマイナス電子のエネルギーが放出されることで、低温で乾かすことを可能にしています。
育成光線とは、遠赤外線の特定の波長帯で、マイナス電子と低温乾燥機能とのチカラで髪の乾かしすぎを抑制し、潤いあるツヤ髪に導きます。
ドライヤーでケアするという新たな発想で、乾かすこととケアが一度にでき時短になりますね。通常のドライヤーとは使い方が違うので、ポイントを押さえておきましょう。
髪を乾かすときの使い方
髪に近づけて乾かします。
ぬれている髪を乾かす場合は、HIGHにし、髪に近づけて風を当てます。ドライヤーを振らずに、上から下へゆっくりと風を当てます。髪に対して垂直に当てるようにします。通常のドライヤーの間隔で、ドライヤーを振りながら、遠くから風を当てると、乾きにくくなるので要注意です。慣れるまで、うっかりドライヤーを振ってしまいそうですが、ゆっくりしっかり髪に当てていきましょう。個人差はありますが、筆者は、翌朝の指通りの違いが実感でき、3日後くらいには、家族から「髪に艶が出たね」といわれるくらい変化しました。これはうれしい。
ビューティーローラーを使い全身ケア
ドライヤーを当てながらビューティーローラーを動かします。
付属のビューティーローラーは、イオンパウダー配合でマイナス電子のエネルギーが出ています。ドライヤーと併用することで、肌のキメが整う、弾力がアップするなどの効果が期待できます。ローラーの大きさが不規則で、顔の凝りほぐしのような感覚で使えました。付属のスタンドにドライヤーをセットし、LOWモードで顔に当てながらローラーを転がすことで、ハリのある肌に導いてくれるそう。スチーマー感覚で顔に当てられ、本を読みながらなどの、ながら美容にも便利です。
首や肩、全身ケアに使えます。
顔だけでなく、首や肩、さらにウエストやヒップなど、ドライヤーを当てながら、ローラーを使って全身ケアできます。ドライヤーで温めながらケアすることで、冷え性の筆者は、より凝りがほぐれているような感覚がありました。育成光線の効果かもしれません。
ドライヤーの熱は気になりながら、髪を濡れたまま放置するより乾かす方がいいからとあきらめていましたが、ケアしながら乾かし、さらに全身ケアにも使えるとは、うれしい限り。髪に近づけて乾かしながら、頭皮ケアもできます。紫外線が強くなり、髪ダメージも気になる季節、ケアしながら髪を乾かせる美容ドライヤーで、ホームケアを始めるのもよさそうですね。
CALEA
https://calea.jp/
取材・文/林 ゆり