M1チップイメージ

米Adobeは10日(米国時間)、フォトレタッチソフト「Adobe Photoshop」をアップデートし(バージョン22.3)、Apple純正チップのM1を搭載したMacにネイティブ対応すると発表した。

Appleは、M1チップによりIntel製のチップよりもビデオ処理で最大3.9倍、画像処理で最大7.1倍高速化されるとアピールし、実際に使ったユーザーからもその速さに驚く声が上がっていた。

しかし、ソフトの方がM1に対応していないとその恩恵をフルに活かすことはできず、今回、Photoshopが対応することにより、Photoshopでの作業の多くは、旧世代のシステムと比べて1.5倍の速度になる。

ただし、「Adobe Photoshop」にはネイティブモードで使えない機能が複数あり、「プリセットの同期」や「埋め込みビデオレイヤーの読み込み」などはRosettaを使用し、「編集に招待」などはクラウドの共有ドキュメントにアクセスすることを推奨している。

なお、このネイティブモードとRosettaでの動作の差異については、今後のアップデートで解消していくとしている。

発表資料
URL:https://helpx.adobe.com/photoshop/kb/photoshop-for-apple-silicon.html
2021/03/11