16日、ソニーが発表した520gの小型軽量モバイルパソコン「VAIO type U」(撮影:吉川忠行)

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ソニー<6758>は16日、VAIOシリーズ最小の軽量モバイルパソコン「VAIO type U」を発売すると発表した。

 幅150mm、高さ32mm、奥行き95mmと、文庫本とほぼ同じサイズで、本体重量は約520g。Windows XPを搭載し、標準バッテリーで約3.5時間連続使用できる。スタンバイ状態からなら約5秒で起動する速さも特徴。

 1024×600ドット表示対応の4.5型ワイド液晶で文字が極小だが、画面の縦横表示を切り替えたり、表示画面を拡大する機能もある。ディスプレーにはタッチパネルを採用しており、ボタンを1度押すだけでアプリケーションを呼び出す専用ランチャーを起動できるようにしたり、スタイラス(タッチパネル操作用のペン状の棒)の動きで直感的な操作を可能にするなど、ユーザーインターフェースに工夫を加えた。

 また、東京都港区のグランドハイアット東京で開いた記者会見で、VAIO事業部門の石田佳久部門長は、記憶装置に16GBのNAND型フラッシュメモリを使う「type U」の新モデルを開発中であると明かした。フラッシュメモリーを使うと、可動部品がないためハードディスクよりも耐久性が向上し、電池の寿命もアップするという。6月下旬に正式発表の予定。

 店頭販売モデルの「VGN-UX50」は、5月27日に発売される。価格はオープンだが、同社の予想価格は約17万円。【了】

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