激情するカイヤに、アン・ジョーが用意した対戦相手は、“超巨人”シルバ!!
16日都内ホテルにて、6月17日『ハッスル・エイド2006』でのプロレスデビューが決まっているカイヤの緊急記者会見が行われた。

この日の会見は、14日にカイヤが経営する東京・自由が丘の雑貨店「カイヤのお店“Caiya”」が高田モンスター軍(以下、高田M軍)の襲撃に遭い、トルコ人の“雇われ店長”ハリル・コジャさん(35)が暴行され、挙句の果てにはカイヤの愛車が逃走に利用されるという事件を受けて開かれたもの。

怒りを堪え、憮然とした表情で会見場に姿を現したカイヤ。会見の冒頭には、ハッスル事業局が「我々も高田M軍へ厳重注意し、断固たる態度をとる」と説明、更にはカイヤへ再三謝罪を行った。しかし、納得いかないカイヤは「ゆるせないよ。高田M軍なんなの?」と事業局の謝罪を一向に受け入れる様子はない。

そこへ登場したのが“Caiya”を襲撃した張本人、アン・ジョー司令長官とジャイアント・バボの二人。彼らの顔を見るや、怒りを抑えきれずにカイヤは「車(のタイヤ)返せよ」と詰め寄る。これに呼応したアン・ジョー司令長官はカイヤの神経を逆なでするかの如く、持参したタイヤを見せ「カイヤのタイヤで〜す。カイヤのタイヤがないよ〜。ユーが素人なのにハッスルのリングをまたぐのはよしとしましょう。でも、高田総統、ニューリン様を侮辱するのは許せませ〜ん」と話すと、「ユーのデビュー戦の相手は、ミーが選んだジャイアントシルバ!2m30cmありまーす。このド素人が!プロレスをなめるんじゃないですよ」と一気にまくし立てた。

かねてから、ハッスルでは大きい相手と闘いたいと発言していたカイヤに、突然降ってわいた“大きすぎる”相手。それでもカイヤは臆することなく、「いいよ。わかったよ」と一言。迷うことなく対戦を受諾した。

この返答に、ハッスル事務局は「(この対戦決定については)2、3日預かります」といったものの、お構いなしに話を続けるアン・ジョー司令長官は「それまでカイヤのタイヤは返さないよ」と捨て台詞を残して会見場を後にした。

会見後、記者の質問に答えたカイヤ。現在は、週3回ボクシングのジムやTAJIRIと練習を行っているという。また、盗難された愛車のタイヤに関しては「スペアタイヤがありますから」とあっさり。車の運転に支障はないという事実も発覚。高田M軍は予期せぬ盲点を突かれる格好となったが、カイヤを挑発しシルバ戦を受諾させることには成功した。

2m30cm。世界最高峰の格闘技の舞台、PRIDEでも活躍するジャイアント・シルバを相手にデビューすることになったカイヤが、一体どんな闘いを繰り広げるのか注目が集まりそうだ。