ドイツワールドカップに臨むイングランド代表メンバー23人に、若干17歳で選ばれたFWセオ・ウォルコットは、自身のメンバー入りについて次のように語った。

「最初にメンバー入りを聞いたときは本当に驚いたよ。騙されているんじゃないかと思ったくらいさ。バックアップメンバーには入れるかもしれないとは思っていたけど、まさかメンバー入り出来るなんてね」

 また、今年1月のアーセナル移籍以来、いまだプレミアデビューを果たしていないウォルコットだが、イングランド代表のプレッシャーには十分適応できるだろうと語った。

「確かにギャンブルと言われても仕方がないよ。でも、僕はアーセナルで毎日ワールドクラスの選手とトレーニングしている。それで本当に成長することができたと思っているんだ。それに、サウサンプトンでは16歳の頃からプレーしてたから、プレッシャーには慣れているよ。簡単じゃないだろうけど、対応する自信はあるよ」

 大会期間中の6月には、運転免許の試験と家族旅行を予定してたというほど予想外の選出に驚きを隠さなかったウォルコット。しかし、“アンリ2世”とも呼ばれる新星は「これまでの代表にはなかったプレーで貢献したい」とドイツでの活躍をしっかりと誓っていた。