AirPods Max、開発難航のため多くの機能が削られたとの噂。安くて軽いスポーツタイプもあった?
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アップルが12月8日、うわさ通りに初のオーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxを発表。税込で7万円近い価格や384gもの重さがライバルとなるヘッドホン(主にソニーのWH-1000XM4)と比較されて話題になっているなか、実は開発が難航しため多くの機能が省略されたとの噂が伝えられています。

今年4月、米Bloombergはアップルが年内にワイヤレスヘッドホンを発売するとの噂を報じました。当初はAirPods Studioと仮に呼ばれたこの製品ですが、その後開発や生産上の問題があるとの憶測が浮上し、9〜11月の間に開催された3つのアップルイベントでは発表に至りませんでした

それでも、9月にはAirPods Studioの写真と称される画像が流出し、やはり発売が間近に迫っていることをわれわれに予感させました。しかし一方では、製造に大きな問題を抱えているため12月までの出荷さえ危ぶまれ、なんらかの機能がカットされたとの情報も出ていました。

Bloombergは当初、AirPods Maxはイヤーパッドとヘッドバンドは交換でき、あたかもApple Watchバンドのようにカスタマイズができると予想していました。しかし10月末には「ヘッドホンの側面に予定していた大きなタッチパネルのサイズを縮小し、初期コンセプトにあった交換可能なヘッドバンドがなくなる可能性が高い」との観測を伝えていたしだいです。

これらの記事を執筆したのは、Bloombergの名物記者であるMark Gurman氏です。Gurman氏はAirPods Maxが正式発表された直後、次のように「交換可能なバンドもない、タッチパネルの代わりにApple Watchのようなデジタルクラウン、左と右を入れ替えることもできない」と自らが予想したとおり機能が削除あるいは変更されたことをツイートで再確認しています。

ほかAirPods Maxに関しては左右を自動的に入れ替える「首検出」機能や音の左右を自動的に入れ替える機能が予想されていたほかスポーツタイプと高級タイプの2種類あるとの噂も囁かれていましたが、すべて外れたかっこうです。

逆にいえば「安い方」のスポーツタイプはまだ発表されず、隠し球として取っておかれている可能性があるわけです。軽くて価格が349ドル(約3万7000円)との予測が当たって本当に発売された暁には、再びWH-1000XM4など競合製品との比較が話題となるかもしれません。

Source:Mark Gurman(Twitter)

Via:MacRumors