KDDI、UQモバイルを統合完了 auサブブランドがついに始動

KDDIは本日(10月1日)、傘下のUQコミュニケーションズが運営していた「UQモバイル」事業の自社への統合を完了しました。

これにより、KDDIは「au」と「UQモバイル」の2ブランドを直接手掛けることになり、安価な「楽天モバイル」や、ソフトバンクが運営する「ワイモバイル」への対抗を強化します。

なお、サブブランド化に伴うユーザーの手続きは不要。料金の請求元はUQコミュニケーションズからKDDIに変わります。料金プランも現状は据え置かれてたままです。WiMAXについては引き続きUQコミュニケーションズが運営します。

KDDIの高橋誠社長は、「au」と「UQモバイル」の差別化について『auは安心の使い放題を、UQモバイルはシンプルで低価格な料金プランを追求する』とコメント。加えて、子会社のMVNOである「BIGLOBEモバイル」「J:COMモバイル」でさらに低額のプランを用意するマルチブランド戦略を掲げています。

今回の統合により、携帯3社のうち、ソフトバンクとKDDIの2社がサブブランドを展開することになります。菅義偉新政権の値下げ圧力に対しても、通用するかは別として『すでにサブブランドで値下げしている』との言い訳が成立します。

NTTドコモは現時点でサブブランドを展開していません。12月よりドコモの新社長に就任する井伊基之氏は10月29日の会見で、サブブランドについて『何も考えていない』とコメントしていましたが、今後が注目されます。

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Source:KDDI

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