トヨタ自動車は13日、新型コロナウィルスの感染拡大により全国で外出自粛が要請される中、医療機関や公共交通機関など、社会生活を支えるために出勤する人向けとして、レンタカーを割安な価格で利用できる「通勤アシストレンタカー」プランを開始した。

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 サービスを利用するには、全国のトヨタレンタリース店への電話での予約もしくは店舗に出向いて予約する形になる。予約センターやインターネット経由での予約受付は行っていない。

 利用可能時間は、15時から店舗閉店時間までに出発し、翌日の店舗開業時間から10時までに返却すること。ただし、店舗によっては、出発時間と返却時間が異なる場合もあるため、注意が必要だ。

 料金は、基本料金のみのシンプルプランが1,100円、免責込みプランが2,000円、安心プランが2,500円となる。

 万が一の事故の時、レンタカーは保険に加入しているが、免責金額が発生する。この免責金額を支払わなくとも良くなるのが、免責プランだ。また安心プランには、免責金額に加えて、NOC(ノンオペレーションチャージ)の支払い義務がなくなるプランだ。NOCとは、事故や盗難、故障などにより、車両の修理・清掃等が必要となった場合、その期間中の営業補償として最大5万円を負担しなければならないものだ。

 今回の通勤アシストは、店舗により用意される車両クラスと確保される台数が異なるほか、車種指定をすることはできない。乗り捨てと呼ばれるワンウェイで使用することもできないため、必ず借りた店舗に戻す必要がある。また既定の時間外に返却すると、正規の料金で請求される。

 現在営業時間を短縮している店舗も多いため、利用する場合は、事前に電話確認してから出向いたほうが良いだろう。