さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。2月1日(土)放送のテーマは「デリバリー」。今回は、藤田道具株式会社の藤田雅博さんに「マルシン出前機」について伺いました。

※写真はイメージです



── これ、出前のバイクに付いている機械ですよね?

はい、これは「マルシン出前機」と言います。真ん中に大きいクッションが付いていて、左右にも小さなクッションがあって、丼の中のスープなどがこぼれにくい構造になっているんです。よくバネと勘違いされますが、実際にはエアクッションが使われています。

バイクが上下左右に揺れても中は水平を保つような仕組みになっていて、少々のデコボコ道を走っても大丈夫です。この出前機が開発されたのは1955(昭和30)年ごろなのですが、それからずっと変わらない機能とデザインで使い続けられています。

── 1955年と言えば65年前……そのころから出前は多かったんですか?

そうですね。日本蕎麦屋さん、中華料理屋さん、お寿司屋さんなどの出前は当時から多かったので、この出前機が活躍してきました。お寿司はこぼれたりはしませんが、振動や傾きがあると中で転がってしまうので、やっぱり出前機が必要だったんです。

ちなみに出前機にもバリエーションがあって、中華屋さん向けならアルミ製の四角い出前箱、通称“岡持ち”を出前機にセットできるように作られています。日本蕎麦屋さんはお膳に丼を乗せるので、それをセットできるように。お寿司屋さんは木の桶をセットできるようになっています。一番売れているのは日本蕎麦屋さん用ですね。価格は5〜6万円です。

── マルシンというのはメーカー名ですか?

そうです。日本で最初に出前機を開発したところだと聞いています。最近ではたまに海外からの旅行者の方が買っていくこともありますね。日本へ観光に来て、出前の様子を見て、単にお土産としてなのか、現地で使おうと思っているのかはわかりませんが、過去に3人ほど出前機を買っていった方がいらっしゃいました。

TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。

<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage