【新型モデルの登場はいつ?】英国版2020年新車カレンダー 今年も豊作に期待 10月〜12月
10月DS 8サルーン
シトロエンのラグジュアリーブランド、DSのフラッグシップサルーンは、シトロエンC5エアクロスやプジョー508、DS7クロスバックも採用するPSAグループのEMP2プラットフォームをベースに登場する。
DS 8でもDS 7クロスバックが持つスタイリング上の特徴が数多くシェアされ、同じ300psを発揮するプラグインハイブリッド「e-Tense」が採用されることになるだろう。
フェラーリ・ローマさらに、強力なドイツ製サルーンのライバルたちに対抗すべく、ガソリンターボとディーゼルエンジンもラインナップされることになる。
フェラーリ・ローマ
フェラーリ自ら、「フェラーリのスタリングを握ることを恐れるひとびとのためのフェラーリ」だと言うこのフロントエンジン・2シーターモデルのローマは、オープンモデルのポルトフィノとメカニズムの一部を共有しているものの、そのスタイリングはアクティブ・エアロダイナミクスを採用するなど完全新設計となる。
エンジンはフェラーリお馴染みの3.9L V8ターボ の改良版であり、SF90 ストラダーレで導入された8速デュアルクラッチオートマティックと組み合わされる。
このアストン マーティン・ヴァンテージとメルセデスAMG GTのライバルが持つ621psのパワーは後輪のみに伝達され、0-100km/h加速3.4秒、最高速320km/hを達成している。
フォード・マスタング・マッハ-E
フォード・マスタングと言えば、間違いなく背の高い電動SUVに対するアンチテーゼであり、このマッスルカーには、盛大なサウンドは発する力強いV8こそが最高にお似合いだ。
ではなぜフォードは、この新たな電動SUVにポニーのバッジを与えるのだろう?
フォード・マスタング・マッハ-Eフォードのデザイナー、ムラート・グエラーによれば、それはこの新型EVが単なる模倣に陥ることなく、マッスルカーのスタイリングと、マスタングが持つ「情熱とドラマ」の息吹を与えるためだと言う。
さらに、337psを発揮するファースト・エディションであれば約6万ポンド(860万円)にも達するこのマスタング・マッハ-Eに、テスラ・モデルYといったモデルに匹敵するプレミアムな輝きを与えるためでもある。
このクルマにはそれだけのスペックも備わっているのであり、マスタングというネーミングに懐疑的なひとびとを納得させるべく、ホットなGTやシェルビーといったモデルも登場も予定されている。
マセラティ・アルフィエリ
その登場が待ち望まれていた、マセラティにとっては2015年以来の完全新設計のニューモデルとなるアルフィエリは、このイタリアンメーカーの変革を先導する存在であり、その新たな電動化技術のショーケースだ。
この新型スポーツカーでは、3基の電気モーターと四輪駆動システム、さらには800Vのバッテリーを組み合わせたモデルや、プラグインハイブリッドなど、3つのバージョンが登場することになるだろう。
アルフィエリはフィアット・クライスラー・オートモービルにおけるマセラティのパフォーマンスブランドとしての地位と、テクノロジーリーダーという役割を確固たるものにするだろう。
マセラティブランドが持つ潜在能力は、いまやPSAとの合併によって疑問視されており、素晴らしいスポーツカーを発表する以上に、注目を集めるのに良い方法などあるだろうか?
メルセデス・ベンツEQV
徹底的な電動化に向けた革新が進むなか、ニッチ市場を埋めることにかけては他の追随を許さないメルセデス・ベンツが、(例え基本的にはバンがベースだとは言え)史上初の電動ラグジュアリーMPVを創り出す1社となったのは当然だろう。
十分な実績を誇るVクラスをベースにしたEQVは406kmの航続可能距離を誇るとともに、さまざまなシートレイアウトを選択することが出来る。
ミニ・カントリーマン
メルセデス・ベンツEQVこの2017年に登場した人気のSUVは、ミニ・ブランドでもっとも新しいモデルでもあり、モデルライフ中盤でのリフレッシュは、スタイリングのアップデートとともに、メカニカル面の変更よりも装備の充実に焦点が当てられている。
フロントとリアバンパー、さらにはフロントグリルとライトのデザイン変更が行われるとともに、アダプティブマトリックス・ビームLEDヘッドライトと、カントリーマンではいまやお馴染みのユニオンジャックをあしらったLED式テールランプが採用されることになるだろう。
さらに、新たなカスタマイズオプションと、新デザインのホイールが今回のリフレッシュのすべてだ。
エンジンラインナップに変更はなく、クーパーには136psを発揮する1.5L 3気筒ガソリンが、クーパーSには192psを発揮する4気筒エンジンがそれぞれ搭載され、新たに登場するジョン・クーパー・ワークスには306psを誇る2.0Lエンジンが与えられることになる。
スバル・レヴォーグ
2代目となるレヴォーグは、スバルが誇る四輪駆動エステートの最新モデルとして、英国での低調な販売を上向かせる役目が期待されており、スバル・グローバル・プラットフォームをベースに、新開発の1.8Lガソリンターボエンジンが積まれることになる。
スバルでは、パフォーマンスバージョンとしてSTIスポーツの開発も進めており、さらなるパワーとよりアグレッシブなスタイリングが与えられるだろう。
テスラ・モデルY
テスラ・モデルYモデル3の車高を上げたSUVバージョンであるモデルYは、モデル3の見事な電動パワーとスタイルに、さらなる実用性を加えたテスラでもっとも理に適ったモデルだと言える。
英国でのデリバリーが予定通りに行われるかどうかは、蓋を開けてみるまで分からないが、モデルYは素晴らしいクルマを創り出すことの出来る、信頼できる自動車メーカーとしてのテスラの成熟を示している。
11月アルファ・ロメオ・トナーレ
もし、あるモデルの成功に賭けている自動車メーカーがあるとすれば、それはアルファ・ロメオであり、そのモデルとはトナーレだろう。
ジープのプラットフォームをベースにしたこの小型SUVこそ、2018年の15万台から年間40万台という販売目標を達成しようというアルファにとってカギを握るモデルとなる。
アルファ・ロメオ・トナーレさらに、このBMW X1のライバルは、アルファ初のプラグインハイブリッドモデルでもある。
そのスタイリングは基本的にステルヴィオとよく似たものだが、その他にも過去のアルファ製モデルとの関連を感じさせることになる。
トナーレ・コンセプトの21インチホイールは33ストラダーレを、フロントのLEDヘッドライトはSZとブレラから着想を得たものだ。
アルピナXB7
BMWがX7にMモデルを設定していないことが、アルピナにチャンスを残す結果となった。
XB7では、大径マルチスポークホイールや新デザインのフロントバンパー、さらにはアルピナのバッジといったブランドを主張するスタイリング上の変更に加え、快適な乗り心地の実現に重きを置いたサスペンションのアップグレードなども行われる。
B5セダン/エステートと同じ609psまでパワーアップした、X7 M50iが積む4.4L V8ツインターボエンジンが搭載されることになるだろう。
さらに、パフォーマンスを磨き上げたディーゼルモデルのXD7の登場も予想されている。
マクラーレン750LT
720Sのより速く軽量な「ロングテール」バージョンの存在をマクラーレンでは明言していないが、600LTといったモデルの存在を考えれば、750LTが登場すると考えるのも当然だろう。
570Sが600LTとして登場した時と同じようなパワーアップが予想されており、そのパワーはおそらく751ps程度に達するだろう。
マクラーレン750LTさらに、750LTが登場すれば、その量産モデルの重量は720Sよりもはるかに軽量なものとなるはずだ。
600LTの特徴的なロングテールやトップマウントされたエグゾーストを持たない、初期のプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃されているが、一旦マクラーレンのデザイナーたちが720Sのデザインに美しく融合する術を見つけ出せば、すぐにこうした特徴を目にすることができるようになるだろう。
メルセデス・ベンツEQA
メルセデスEQのエントリーモデルが、Aクラスのようなハッチバックのボディスタイルを採用することはないだろう。
その代わりに、人気と実用性に優れたクロスオーバーモデルのGLAに倣ったデザインを採用するはずだ。
さらに、高くルーフラインを設定することで、キャビンスペースを犠牲にすることなく、シート下にバッテリーセルを搭載するための場所を確保することも出来る。
このクルマが搭載する電動パワートレインについては、航続可能距離が401kmに達するだろうということ以外、ほとんど明らかにされていない。
BMW i3と直接的に競合する価格帯となることが予想されており、そのスタイリングは電動SUVのEQCと非常に似通ったものになるだろう。
三菱エクリプス・クロス
エクリプス・クロスの英国における販売期間は1年程度でしかないが、三菱ではこのミッドサイズSUVの好み分かれるスタイリングにアップデートを計画している。
今回のリフレッシュで、三菱は各モデルの違いを際立たせようとしており、ASXのボディサイズを縮小する一方、アウトランダーを大きくすることで、エクリプスを三菱製SUVのなかで真ん中に位置するモデルであることハッキリさせたいと考えている。
三菱エクリプス・クロスハイブリッドとプラグインハイブリッドモデルが加わる予定だが、そのパワーや排ガス/燃費性能はいまのところほとんど明らかにされていない。
ポルシェ・パナメーラ
このポルシェの4ドアGTモデルに対する小規模なスタイリングのリフレッシュの目的は、LEDを採用した新たなテールライトと新デザインのバンパー、さらには半自動運転システムの登載を可能にする新形状グリルの採用など、992世代の911との繋がりを感じさせることにある。
さらに、パナメーラ初のマイルドハイブリッドの採用も予定されており、Sと4Sではお馴染みの2.9L V6ツインターボに48Vシステムが組み合わされることになる。
プラグインハイブリッドも遅れて登場する予定だ。
12月アウディA3 eトロン
プラグインハイブリッドA3の後継モデルによって、アウディではそのEVラインナップのさらなる拡充を図ろうとしている。
そのパワートレインについてはほとんど明かされておらず、PHEVとしてフロントを駆動する可能性も残されているものの、航続距離の延長を図るべく、バッテリー技術はeトロンのものが採用されることになるだろう。
アウディA3 eトロンA3 eトロンのキャビンには、アウディがもっとも先進的なハッチバックになると言うeトロンと同じテクノロジーが採用され、2021年にS3とRS3が登場するまでは、もっともパワフルなA3となる。
アウディeトロンGT
この艶やかなサルーンはインゴルシュタットが誇るフラッグシップEVであり、ポルシェ・タイカンの姉妹モデルでもある。
A7同等のボディサイズを持つこのファストバックモデルは、399kmの航続可能距離とともに、350kWの急速充電能力によって、アウディ史上最速の充電速度を確保している。
96kWhのバッテリーがフロントとリアアクスル間のアンダーフロアをすべてを覆うことで、このGTモデルはスーパーカーのR8同等の低重心を実現するとともに、2基の電気モーターによってそのパフォーマンスもR8に匹敵するものとなっている。
590psという合計出力によって、0-100km/h加速3.5秒、最高速は240km/hに達する。
アウディR8
アウディが2代目R8のEVバージョンを最初に公開したのは2015年のことであり、ようやく5年が経って限定モデルとして生産されることになる。
過去5年間における大幅なEVパワートレインの進化によって、出力、航続距離ともに、0-100km/h加速4.2秒、制限最高速200km/hを誇ったオリジナルのR8 eトロンを上回るものになると予想されている。
BMW iX3だが、アウディでは価格をより手ごろなものとすることに関心があるようだ。
オリジナルのR8 eトロンの価格は85万ポンドというものであり、16カ月の生産期間が終了するまでに販売された台数はわずか100台以下に留まっていた。
アウディでは次期R8をEV専用モデルにする計画を進めているものと思われ、現行モデルのEVバージョンはそのプレビューとしての役割を担うことになるだろう。
BMW iX3
BMWの主力SUVにゼロエミッションのオプションとして新たにEVモデルが加わることになる。
ほとんど偽装を施されていないプロトタイプからは、スタンダードなX3との強い繋がりが感じられ、スタイリング上の変更点は、閉ざされたフロントグリルとエグゾーストパイプが存在しない程度に留まっている。
以前公開された詳細なスペックでは、70kWhのバッテリーがアウディeトロンをわずかに上回る402km近い航続可能距離を確保するとともに、2017年公開のiX3コンセプトのフルタイム4WDシステムがそのままキャリーオーバーされるだろうということが示唆されていた。
シトロエンC4カクタスEV
現行シトロエンのなかでもっとも風変わりなモデルにも、同じPSAグループとなったヴォクゾールのe-コルサと同じプラットフォームを使用したEVバージョンが登場することになる。
つまり、50kWhのバッテリーが、フロントに積まれた136psの電気モーターへと電力を供給するということであり、大柄なボディを持つC4の航続可能距離は、e-コルサよりもわずかに少ない322km程度となるだろう。
マクラーレン・エルバ
マクラーレン・エルバマクラーレンのアルティメットシリーズから登場する最新モデルは、811ps以上を発揮する4.0L V8ツインターボエンジンを積んだオープン2シーターであり、このクルマにはルーフはもちろん、ウインドスクリーンもサイドウインドウもない。
その替わりに、エルバではボンネットに組み込まれたアクティブ・エアーマネジメントシステムによって、一定の速度以上では乗員に直接気流が触れないよう、空気の流れをコントロールしている。
マクラーレンでは、100km/hまで「3秒以下」で到達し、0-200km/h加速6.7秒が可能だとしており、サーキット向けモデルのセナよりも速いモデルだと言う。
エルバは399台限定で創り出され、その価格は140万ポンド(2億68万円)からとなる。
メルセデス・ベンツEQB
メルセデスではGLBを発売したばかりだが、時間を無駄にすることなく、完全電動モデルとなるEQBの開発に着手しており、2基のモーターを積んで航続可能距離は499km程度になると予想されている。
GLBのダイナミクス性能についてはクエスチョンマークが残るが、EQBはコンパクトでプレミアムな7シーターSUVとしてニッチな市場を開拓することになるだろう。
ポルシェ911 GT3
ポルシェ911 GT3ヴァイザッハのモータースポーツ・ディビジョンが初めて手を入れる992世代の911であるGT3には、991世代で限定モデルとして登場した911スピードスターと同じ自然吸気4.0Lフラットシックスが積まれることになる。
つまり、そのパフォーマンスは510psのスピードスターと同等かそれを凌ぐものであり、サーキット向けサスペンションセッティングとダウンフォースを増大させるための大型リアウイングが与えられ、さらにはオプションとしてマニュアルギアボックスも選択可能となる。
テスラ・モデルSプレイド
デュアルモーターのモデルSパフォーマンスがすでに0-97km/h加速2.4秒、最高速261km/hを達成しているが、ポルシェ・タイカンの登場に刺激を受けたEVメーカーのパイオニア、テスラもこのドイツのライバルメーカーをラップタイムで上回るべくニュルブルクリンクへと向かっている。
モデルSプレイド(メル・ブルックスのSFコメディ、スペースボールがその名前の由来だ)ではモーターが追加され、トルクベクタリングが可能になるとともに、航続可能距離を犠牲にすることなくさらなるパワーを発揮させるべくバッテリー容量も引き上げられることになる。
大げさなリアウイングにトレッドを拡大したリアタイヤ、さらには大径ホイールを装着して車高を下げたプロトタイプが目撃されているが、実際に何台が生産されることになるのかは明らかにされていない。
テスラ・モデルXプレイド
テスラがモデルSに対して行うすべてのアップデートは、ポルシェ・タイカンを上回ることが目的であり、その成果は、すでに現役最高の加速性能を誇るこの7シーターモデルにも適用されることになる。
スタンダードなモデルXからモーター数を増やして3基とすることで、すでに2.7秒という0-97km/h加速をさらに短縮することになる一方で、バッテリー容量の拡大も予想されている。
トヨタ・ヤリスGR
トヨタ・ヤリスGRそう、ハイブリッドではない。
だが、この狂気の新世代ホットハッチはトヨタのエキサイティングな未来に向けた決意表面なのだ。
2018年、トヨタ社長の豊田章男は「もうつまらないクルマは作らない」と宣言している。
261psを発揮する量産としては史上最軽量の1.6Lエンジンと四輪駆動システム、新開発ダブルウィッシュボーンサスペンションと特別仕立てのボディシェルはその証だろうか?
ヤリスGRMNがトヨタ変革の兆しだったが、このクルマはその驚くべき成果だ。
ロールス・ロイス・ゴースト
2019年、BMW M5をベンチマークに、ニュルブルクリンクでテストを行う新型ゴーストが目撃されている。
このクルマのオーナーが後席に座るだけだと思うなら、ロールスもそんなことはしないはずだ。
ロールス・ロイス・ゴーストゴーストは6.6L V12ターボエンジンを積んで新型フライングスパーを追撃するとともに、初めて四輪駆動システムが搭載されることになるだろう。
フォルクスワーゲン・ゴルフ・エステート
8代目ゴルフに3ドアボディやプラスモデル、カブリオレが登場することはないが、2020年末に向けてワゴンボディがラインナップに加わることになる。
もちろん、ゴルフ・エステートにはスタンダードなゴルフ以上のトランク容量が確保される一方、同じスタイリングとハイテク満載のキャビン、そしてガソリンとディーゼル、ハイブリッドのパワープラントが用意される。
ボルボXC40リチャージ
ボルボ初のEVとなるのは大人気モデルのXC40であり、内燃機関に替えて204psを発揮する電気モーターが各アクスルに搭載されることになる。
合計で408psと67.3kg-mに達するパワーとトルクによって、このコンパクトSUVは0-100km/h加速4.9秒、最高速度制限値180km/hを達成している。
ヴィーズマン・スポーツカー78kWhのバッテリーが少なくとも399kmの航続可能距離を確保するとともに、150kWの交流急速充電も可能にしている。
さらに、XC40リチャージはボルボで初めてGoogleが開発したまったく新しいインフォテインメント・システムを採用することになる。
ヴィーズマン・スポーツカー
短い休眠期間を終えて、ジャーマンスポーツカーメーカーのヴィーズマンが「プロジェクト・ゲッコー」という名のモデルとともに密かに復活を遂げることになる。
この軽量なロードスターには、BMW M謹製の4.4L V8ツインターボエンジンが積まれ、フロントにミッドマウトされたこのエンジンのパワーは、こちらもBMW製オートマティックギアボックスを介して後輪へと伝えられ、その重量配分は50対50になると言う。
スタイリングは2009年に限定モデルとして登場したGT MF5を彷彿とさせるものになるだろう。
