柚希礼音

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ミュージカル「FACTORY GIRLS(ファクトリー・ガールズ) 〜私が描く物語〜」における稽古場が27日、報道陣に公開され、キャスト陣から柚希礼音、ソニン、実咲凜音、清水くるみ石田ニコル、そして、日本版の脚本と演出を手掛ける板垣恭一氏らが取材に応じた。

「FACTORY GIRLS」は、19世紀半ばのアメリカ・ローウェル(マサチューセッツ州)を舞台に、紡績工場で働く女性たちの青春群像劇。連想する時代背景は、アメリカの産業革命の頃だ。

主演の柚希は「ずいぶん昔に感じるかもしれませんが、現代の女性たちに通じるものがあります。女性が結婚して暮らすのが当たり前だった状況から、女性たちが自分で働いてお金を持つことが出来たという変化です。私たちが『生きるとは何か』いうテーマ、考えさせるものがあります」と物語の入口を導いた。

「私が演じるサラ・バグリーという役どころは、(女性工員たちの)リーダーです。かつて(所属していた)宝塚歌劇団のトップ時代、リーダーとして悩んだ頃を思い出しますね」と心の内を明かした。

工員たちが主人公となることから、演出の板垣氏が「労働問題をテーマとして扱ったりしません。それは、重かったり暗い話になってしまいます。これから打ち出すのは、明るい芝居ですから」とニッコリ笑い、念を押した。

▼ 板垣恭一氏


その"明るい芝居"という他に、特徴として「このミュージカルは、とっても革命的だと思います」と柚希。「私は宝塚時代から、20年ほどミュージカルをやっていますけれど、こんな場所で女性だけが並ぶことは、宝塚を置いて他にないと思います。かなり革命的です」と繰り返し説明し、笑わせた。

物語の展開で「恋愛が中心になってきません。でも、お客様にかなり共感してもらえるお話が多いです」と自信を深めていた。

◆公演スケジュール
2019年9月25日(水)〜10月9日(水)
東京・TBS赤坂ACTシアター

2019年10月25日(金)〜27日(日)
大阪・梅田芸術劇場 メインホール

▼ 実咲凜音








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