インド東部ジャルカンド州の村をパトロールする中央警察予備隊(CRPF)の隊員(2015年8月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州の少数民族の村で、一家4人が村人らに殺害された。警察当局が21日、明らかにした。4人は魔術を使った疑いをかけられたという。

 地元メディアの報道によると、殺害された4人はいずれも60代で、うち2人は女性。被害者らは20日夜、棒を振り回しながら押しかけた村人ら十数人に、自宅前で襲われた。

 ジャルカンド州グムラ(Gumla)県の警察幹部は事件について、地元のまじない師が、この一家を村で起きている災いの元凶とみなしたことに関連しているとAFPに説明した。

 グムラは州都ランチー(Ranchi)から100キロ離れた深い森にある、少数民族が暮らす地域に位置している。

 この警察幹部は、事件の発覚以降、部隊を村へ増援したと明らかにした上で、「村は平穏だが、誰一人として何も語ろうとしない。殺害された4人の家族でさえ、おそらく恐怖心から口を閉ざしている」と語った。

 事件の捜査は現在も続いており、現段階では逮捕者は出ていないという。

 専門家らによると、インドの貧しい辺境部、特に孤立した少数民族が暮らす地域では、魔術や超常現象が今も信じられている。

 国家犯罪統計局(National Crime Records Bureau)によると同国では、2000年〜2012年に魔術をめぐって2000人超が殺害されており、その多くが女性だという。

【翻訳編集】AFPBB News