ブランドエックスが経営していた店舗(帝国データバンク撮影)

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豊富な品揃えからビジュアル系バンド愛好家に親しまれていた

 (株)ブランドエックス(TDB企業コード:453010073、資本金1000万円、東京都豊島区東池袋3-2-5、代表藤村辰己氏)は、5月7日に事業を停止し、事後処理を國安耕太弁護士(東京都新宿区市谷本村町3-18、ノースブルー総合法律事務所、電話03-3269-8700)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1988年(昭和63年)7月に設立。池袋サンシャインプラザ地下1階にて、ビジュアル系音楽ソフト専門店「Brand X(ブランドエックス)」を運営していた。ビジュアル系アーティストを専門とした音楽CD、DVD、本や写真集などの小売りを中心に、店内にてアーティストプロモーションを兼ねたイベントなども手がけていた。また、インターネットによる通信販売なども手がけ、豊富な品揃えからビジュアル系バンドの愛好家から広く親しまれていた。

 しかし、近年はインターネットによるダウンロードやストリーミング配信サービスの普及など音楽CDの市場が縮小するなど厳しい経営環境のなか、賃料や人件費が重荷となり、資金繰り悪化。事業継続が困難となり、今回の事態となった。

 負債は現在調査中。