ドーハの悲劇、長島一茂「負けろと思った」 平成最後の日も通常運転
平成最後の夜となった2019年4月30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一のモーニングショー『約18万人が選んだ!平成ニッポンのヒーロー総選挙』」の中、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂氏が、平成のサッカーについて噛みついた。
一茂氏は番組の中、平成時代にサッカーが台頭してきたことに対し、「ドーハの悲劇」の際は「悪いけど、負けろって、ずっと思っていた」と、吐露した。
北澤豪も表情が硬くなり...
平成といえば1993年(平成5年)、サッカー「Jリーグ」が、日本でスタートした時代である。今も現役選手として活躍するカズ(三浦知良)選手、ラモス瑠偉元選手らが率いる「読売ヴェルディ(当時)」をはじめとしたチームが大ブレイクし、日本にサッカー文化を根付かせた。
しかし、当時、プロ野球選手だった一茂氏は、
「サッカーの台頭は(野球界にとって)本当に恐ろしかった」
続けて1993年W杯最終予選の「ドーハの悲劇」について、スタジオでコメントしていた元サッカー日本代表の北澤豪氏に、
「ごめんね、北澤クン。悪いけど(ドーハの悲劇は)『負けろ、負けろ』って、ずっと思っていた。あれで勝ってもらっちゃったら、野球は(人気で)抜かされちゃうから...」
一瞬、北澤氏、司会を務めていた羽鳥慎一アナウンサーの表情も硬くなった。
最後はスタジオ笑顔にさせたけど...
しかし、さすがバラエティー百戦錬磨の一茂氏。その後のVTRで元日本代表・武田修宏氏の映像が流れると、
「たけちん? たけちん?? 今、見る影もない...」
と話し、仲の良さもアピール。また、カズ選手が50歳14日で最年長リーグ戦ゴール(ギネス記録)を挙げたことについては、
「50歳超えて、いろいろ思うけど、彼(カズ選手)を通して、人間のフィジカルを見たい」
と、最後は「スポーツマンシップ宣言」で締めくくった。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)