Surface GoでmicroSDメモリカードをDropbox同期に使う方法

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マイクロソフトの2in1 WindowsタブレットSurface Goは、重量522 グラム、ディスプレイ10インチのタッチスクリーンを搭載で、Surfaceシリーズの中で最軽量、最小のモデルです。
ほかのSufaceシリーズと比較すると、CPUなどのスペック面は劣りますが、小型ならではのメリットを生かしたフットワークの良さでモバイル利用する人に人気のモデルとなっています。

ただ、そんなSurface Goの課題が、内蔵ストレージの少なさです。
特に現在のようにクラウドサービスを利用していると、同期データによる本体ストレージの圧迫は気になる点でもあります。

Surface Goの内蔵ストレージは、eMMCドライブ64GB、またはSSD128GBの2種類のモデルがあります。特に64GBモデルを利用しているユーザーにとっては、クラウドとの同期に注意しながら使わないと、すぐにストレージが足りなくなってしまいます。

ストレージ不足は、ファイルの保存ができないだけでなく、Windows Updateを適用する際にアップデータを保存する領域が足りずに、アップデートができない、という事態にもなってしまいます。

実はSurface Goは、microSDメモリカードが使えます。
クラウド同期のデータをmicroSDメモリカードに割り当てると、内蔵ストレージを圧迫せずに利用することができます。
ただし、クラウドによっては、同期フォルダーの置く先が内蔵ストレージに限定されているサービスもあります。

人気クラウドサービスDropboxは、基本が内蔵ストレージのみで同期する仕様となっています。とはいえユーザー側の設定で、microSDメモリカードを同期先に指定することが可能はあります。

今回は、Surface GoにマウントしたmicroSDメモリカードをDropbox同期に使う方法を紹介します。

今回は、128GBのmicroSDメモリカードを用意しました。
まずは、NTFS形式でフォーマットします。


128GBのmicroSDメモリカード



NTFS形式でフォーマット


ローカルディスクCに、MicroSDというフォルダーを作成します。
「ディスクの管理」を起動して、microSDメモリカードを選択します。



「ディスクの管理」でmicroSDメモリカードを選択(画面ではEドライブ)


「ドライブ文字またはパスの追加」にて
「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」の「参照」で、
Cドライブに作ったMicroSDフォルダーを選択します。


MicroSDフォルダーを選択


Dropboxアプリにて、同期するフォルダーとして、CドライブのMicroSDフォルダーを選択します。
「MicroSD」フォルダーに「DropBox」フォルダーが作成され、同期が始まります。


Dropboxアプリにて、同期するフォルダーを選択


以上で、DropboxのデータがmicroSDメモリカード上にて同期されるようになります。

注意点としては、常時クラウドと同期していますので、不用意にmicroSDメモリカードをSurface Goから抜いてはいけなくなることです。

この点だけに注意して使用すれば、DropboxのクラウドデータをSurface Goで持ち歩けますので、Dropboxに保存したデータは、すぐにSurface Goで作業が可能になります。


伊藤浩一