新紙幣デザイン、数字のフォントに不評続々 「外国紙幣みたい」「ダサい」「漢数字大きくして」
政府は9日、一万円札、五千円札、千円札、五百円硬貨のデザインを一新すると発表した。新紙幣のデザインイメージも公開したが、使用されている数字のフォントに対し、ネットでは不評が相次いでいる。
新紙幣ではユニバーサルデザインを採用し、額面数字の大型化や指の感触で識別できるマークの形状・位置変更などを図っている。これまで紙幣の表に大きく表示していた「壱万円」「五千円」「千円」の漢数字は、小さくなって左上へ移動。代わりに「10000」「5000」「1000」の算用数字が目立つ位置に配置されている。
さらに、数字には視認性を重視したシンプルなフォントが使われているため、違和感があると不満の声が多数。「数字のフォント」がTwitterのトレンドにあがるほど話題になっている。
「数字のフォントが外国紙幣みたいになってしまった」
「ユニバーサルデザインとはいえ数字のフォントがかなりダサい」
「もうちょっと日本的なフォントにするか、もっと主張性の高いフォントが良い」
「外国紙幣に迎合したみたいな大きさやレイアウトに日本の誇りはあるのかい?とデザイナーに問いたい 」
「一万円札と千円札で『1』のフォントが違うのは、ぱっと見で区別がつきやすいようにとの配慮でしょうか」
「なんか違和感あるなと思ったらアラビア数字が主役で漢数字が脇役に見えるからか」
「漢数字の方大きくしてほしかった」
「数字フォントがゴシック体になってしまっただけで、紙幣の版画的魅力が一気に半減」
一方では、「視力の衰えた高齢者や、円紙幣に馴染みの薄い外国人にもわかりやすい、まさにユニバーサルデザインを志向したのだとわかる」と評価する声もあがっている。なお、政府はこれらのデザインをイメージとして発表しており、ホログラムをはじめ図柄などの細部については、今後決定するとしている。