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2代目デイズ発売

日産は、フルモデルチェンジした日産デイズを発売した。初代の登場から6年を経て、2代目となった新型は、日産と三菱自の合弁会社NMKVがマネジメントを行い、日産が企画・開発を行ったモデルである。

パワートレインは新開発エンジン、新開発CVTを搭載。自動変速機の専門メーカーであるジヤトコ社が開発した無段変速機「CVT-S」は軽自動車専用とすることで下記の4つの進化を遂げたのが特徴だ。

副変速機なしで変速比幅6.0

変速比幅(レシオカバレッジ:最大変速比を最小変速比で割った値)は、大きいほどパフォーマンスや燃費を高めることができる。これまではプーリーの大径化と副変速機構を設ける方法を選び、従来型のCVT7では当時世界一の7.3を実現した。しかしCVT7は、軽だけでなく小型車にも適用させるために「ある意味、軽にはオーバースペックだった(関係者)」ところがある。

今回は、日本の道路事情と軽の使われ方を見直し、燃費と動力性能を両立する考えにシフト。軽自動車というサイズが制限されるカテゴリーにあって、プーリー内径の細軸化という発想に切り替えた。これにより副変速機なしで6.0を達成している。

耳障りなギアノイズ ひと工夫

軽自動車で多くのヒトが気にするNVH性能については、ダブルピニオンタイプの4遊星ギア構造を採用して対応。これによりリバース走行時のギアノイズを小さくすることに成功した。また、エンジンとの締結形状や締結点を最適化し、締結剛性を高め、エンジン音を大幅に低減したという。

続いて小型化、好燃費化についても見ていこう。

新型デイズ、プロパイロット搭載 価格は?

小型軽量化

新型デイズが採用するジヤトコ製CVT-Sは、前述のプーリー内径の細軸化に加え、シーブ部や油圧室部品を薄肉化。各部品の軽量化を進め、従来型のCVT7に対し約4.2kg(重量比:約6%)のウエイトダウンを果たしている。

最軽量のデイズSで830kgという車両重量を実現することに貢献した。

低フリクション化

低燃費を実現するために低フリクション・ボールベアリング、低フリクション・ベルトを採用したのもポイント。また、プーリー保持油圧、潤滑配分、ファイナルギア比を最適化することで、CVT7比で約8%のフリクション低減を達成した。

新型デイズのWLTCモード21.2km/ℓ(JC08:29.4km/ℓ)という燃費性能に寄与している。

新しい日産デイズ自体の特徴は、やはり軽自動車として初めてプロパイロットを搭載したことが一番のトピック。

高速道路において、スロットル、制動、操舵をクルマ側が支援する機能で、渋滞中は前方車との車間距離を制御、停止中も停止状態を保持。巡航走行ではセット車速を上限にスピードを調整し、渋滞・巡航ともに車線内を走行するようにステアリングをコントロールしてくれる。また、軽自動車として初めて事故自動通報システム「SOSコール」を設定したのも注目だ。

新型日産デイズの価格は127万3320円〜177万8760円。