7年連続『紅白』出場の人気グループ「関ジャニ∞」から、錦戸亮(34)が脱退、ジャニーズ事務所を退所する意向だと、3月7日に報道があった。同日発売の『週刊文春』が報じたものだ。現在、錦戸と事務所の間で話し合いが進んでおり、夏までに結論を出す予定だという。

 錦戸の決心の引き金になったのは2018年、渋谷すばる(37)が関ジャニ∞から脱退、退所したことだ。

「メインボーカルだった渋谷が脱退、発表の3カ月後には5大ドームツアーを控えていた。メンバー間で深刻な話し合いが持たれたのは間違いない」(音楽関係者)

 このとき、錦戸は「ひとりでも欠けるなら解散するべきだ」と主張。メンバーの横山裕(37)や村上信五(37)を激怒させた。あるメンバーは「もうアイツとはやってられへん」と吐き捨てている--というのが、『文春』が伝えるストーリーだ。

 ジャニーズ事務所は、大物グループの騒動が続いている。ジャニー喜多川社長(87)と半世紀の知己であり、『異能の男ジャニー喜多川』(徳間書店)を3月8日に刊行した、作家の小菅宏氏が解説する。

「2016年6月には、SMAPをジャニー氏が直接説得したが、解散を引き止められなかった。ジャニー氏は『ユーたち後悔しないように』と言ったと伝えられる。さらに2019年1月には、2020年いっぱいでの嵐の活動休止が発表された。

 ジャニー氏が『20年間、ご苦労さん。あと2年間、頑張ってほしい。そのころボクはもういないけど』とねぎらったと聞き、寂しくなった」

 錦戸は、先輩たちにならおうとしたのか。渋谷の脱退発表と前後して、錦戸は夜の街での、有名俳優との大喧嘩が報じられている。ストレスが頂点に達していたようだ。

 現在はフジテレビ系の月9ドラマ『トレース〜科捜研の男〜』の主演に奮闘中。

「撮影では、大ベテランの船越英一郎にも臆せず、セリフの変更を提案するなど、熱心に取り組んでいる。なぜか現場での朝食は、いつもワッフルだ」(テレビ局関係者)

 だが関ジャニ∞について聞かれると、後ろ向きな発言が目立つ。1月5日付の『日刊スポーツ』のインタビューに錦戸はこう答えている。

《(6人でやりたいことは)まだ分からないかなあ。何ができるんだろう……。不安か楽しみかも分からないんです》

「錦戸は『6人のリズムはまだできない』とも話している。結局、錦戸の本音は、『俳優としてやっていきたい』というところにある。錦戸が本当に、事務所に脱退を申し出たかどうかはわからない。だが、彼が今後について悩んでいるのは間違いない」(前出・テレビ局関係者)

 いまは「新しい地図」の3人が、2015年11月に退所の意思を示したとき、草磲剛と稲垣吾郎は41歳、香取慎吾は38歳だった。大野智が嵐からの脱退を提案したときは37歳で、これがグループの活動休止につながった。

『婦人公論』2018年2月13日号のインタビューで、は自虐的にこう語っていた。

《僕らも全員30オーバーですからねぇ(笑)。おじさんたちが歌ったり踊ったりして、ワチャワチャしてるっていう》

「おじさんがワチャワチャ」するのも、だんだんきつくなる。錦戸は2019年、35歳になる。

(週刊FLASH 2019年3月26日号)