26歳の中国人女性が持ち込んだ豚足=関務署台北関提供

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(桃園空港 22日 中央社)中国で猛威を振るうアフリカ豚コレラ(ASF)の侵入を防ぐため、水際での取り締まりに力を入れている台湾。今月中旬からは食肉を違法に持ち込んだ際の過料が大幅に引き上げられている。桃園空港では21日、中国人による食肉の違法持ち込みが3件摘発され、それぞれに20万台湾元(約72万円)の過料が科された。

3人のうち、台湾に嫁いだ女性(55)が所持していたのは豚ひき肉約0.3キロ。値段は50人民元(約800円)相当で、里帰りをした際、冬至(今年は12月22日)に家族で食べる団子の材料にしようと買い求めたものだった。女性は想定外の出費にその場で泣き崩れたという。

ほかの2人はいずれも個人旅行客で、このうち26歳の女性は豚足約3キロ、32歳の女性は鶏肉やアヒル肉、豚肉、ビーフジャーキーなど約1.2キロを所持していた。

新制度は、無許可で食肉を持ち込んだ場合の過料の最高額が100万元(約360万円)、中国などASF発生地域から豚肉製品を違法に持ち込んだ場合の過料の最低額が20万元。機内アナウンスや空港内のポスターなどで告知しているものの、3人は「字が読めない」「気付かなかった」などと弁解したという。

(邱俊欽/編集:塚越西穂)