第1戦では久々のスタメン出場を果たし、持ち前のクレバーでダイナミックなプレーを披露した。写真:徳原隆元

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 鹿島アントラーズは現在、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝で中国のクラブ、天津権健と争っている。

 8月28日にホームで行なわれた第1戦は2-0で勝利を収めており、9月18日に第2戦が行われる。勝利すれば準決勝進出。鹿島としてはACL初のベスト4に駒を進めることになる。

 準々決勝第2戦を控え、アジア・サッカー連盟(AFC)が内田にインタビューを敢行。ACLに賭ける思いを明かす様子をHPに掲載している。

「これまでに、浦和レッズとガンバ大阪が獲得しているタイトルで、鹿島がまだチャンピオンになれていないことは残念です。ドイツから戻ってから、獲れるタイトルはすべて狙っていくつもりでいます」
 

 内田は、2018年1月にブンデスリーガ(ドイツ1部)から鹿島に復帰。怪我明けの調整が続くなか、鹿島が初のACL戴冠を目指す条件は備わっていると自負する。

「チームには個性の強い若い選手がたくさん揃っている。浮き沈みが激しいのは確かですが、潜在的に優れた選手たちが多いので、過去のチームよりも優れている点が多くあると思います。

 もちろん優勝は皆が目指している目標なので、簡単ではないことは分かっています。これまでに対戦した外国のクラブは、優れた外国人選手を獲得するために多くの費用を投入していたし、今後もそういったチームとの戦いに直面しなければならないのが現実です。

 けれど、Jリーグから唯一残ったクラブなので、日本を代表するチームとして戦う必要があると思っています」

 Jリーグと並行して進むACLは、スケジュールも非常にタイト。しかし、「どんな時もベストを尽くして、力を発揮すること。そうでなければチャンピオンにはなれないんだと思う」と内田は語っている。

 セキュリティ上の問題で、試合会場はマカオの澳門奧林匹克体育中心運動場(エスタディオ・ド・マカオ)に変更された。9月18日(現地時間)、鹿島として初のベスト4を賭けた一戦に挑む。