後半の半ばからキャプテンマークを巻いてプレイしていた内田 photo/Getty Images

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9日にYBCルヴァンカップの準決勝2ndレグが行われ、鹿島アントラーズと川崎フロンターレがベスト4をかけて激突。1stレグは1-1のドローで試合を終えていたが、2ndレグで3-1の勝利を収めた鹿島が2戦合計スコアを4-2とし、3年ぶりに準決勝へコマを進めている。

この一戦でスターティングメンバーに名を連ね、フル出場し勝利に貢献したDF内田篤人。22歳で鹿島を離れ、海外挑戦を決断した若きサムライももう30歳だ。欧州の武者修行で多くの苦楽を経験し、ベテランの域に差し掛かっていることもあってか、古巣である鹿島復帰後はチームの精神的支柱にもなっているのかもしれない。

試合後のインタビューで「第1戦ではDFラインがふわふわしていたと思う。多少は回されてもいいと話はしていた。2-2でも良いのだから、DFラインを集めて『普通にやれ』と言った。せっかくこのチームに戻ってきたのだから、そういうことも伝えていかないといけない」と明かしている。

これまでの経験を鹿島へ還元し、内田はチームを1つでも多くの勝利へ導くことができるのか。彼の経験は、間違いなく鹿島にとって貴重なものとなるだろう。