第一戦目のゲンナジー・ゴロフキンとサウル・アルバレス【写真:Getty Images】

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5月はカネロのドーピング違反で中止に、9月15日に仕切り直しが濃厚も…

 ボクシングの3団体統一ミドル級王者、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と、元世界2階級王者のサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)との再戦がまたもや流れる可能性が浮上している。米スポーツ専門局「ESPN」のスペイン語版サイトが報じている。

 2人の再戦実現に暗雲が立ち込めてきた。同サイトは「ゴールデンボーイ・プロモーションはGGGとサウル・アルバレスの再戦は行われないと断言」と題し、特集している。

 昨年9月16日に対戦した際には世紀のビッグマッチとして、世界中から注目を集めたが、12ラウンドを戦い抜いた末の判定は、三者三様のドロー。消化不良の結果に終わっていた。今年5月5日に再戦が予定されていたが、今度はアルバレスにドーピング違反が発覚。2月の検査時に判明しており、そこから6か月の資格停止停止処分が科されていた。

 一度は水に流れた対戦だが、アルバレスの処分が明ける9月15日に仕切り直されることが濃厚だった。しかし、またまた風向きが変わってきたようだ。

「サウル・アルバレスの復帰まで100日を切ったこのタイミングでゴールデンボーイ・プロモーションはGGGとサウル・アルバレスの再戦が行われる事はないと発表」

 記事では、アルバレスのプロモーターである「ゴールデンボーイ・プロモーション」のエリック・ゴメス社長が、再戦はないと断言しているという。アルバレスの復帰戦自体は9月15日にラスベガスで行われる予定だが、対戦相手は未定だとしている。

「期限内にGGGサイドの返答が貰えなかったため今のタイミングで言えるのは再戦はないという事だけ。そのため他の対戦相手の候補を検討している。もし、GGGサイドが再戦を望むのなら来週までにこちら側(ゴールデンボーイ・プロモーション)の条件に同意すれば話し合いはできる可能性もある」

ゴロフキン陣営からの反応なし、村田諒太の今後のプランに影響する可能性も

 現時点でゴロフキンサイドから明確なレスポンスがないため、9月の再戦実現については否定的な見方を示しているが、今後何らかのアクションがあれば、状況が変わってくる可能性を示唆している。

「サウル・アルバレスの対戦相手には沢山の候補が上がっており、ダニエル・ジェイコブス、ビリー・ジョー・ソーンダースなども検討しているところ。彼(GGG)が対戦相手に無名のセルゲイ・デレイビャンチェンコ(IBF同級1位のウクライナ人)との試合に臨むのは構わないが、私達は待ってられない」

 ゴメス社長はこう説明。アルバレスの対戦相手候補には、前WBA世界ミドル級王者のジェイコブスや、WBO同級王者のソーンダースの名前が浮上しているようだ。

 WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)もゴロフキン戦を熱望しており、ゴロフキン―アルバレス戦が実現するかどうかで今後のプランに影響を及ぼす可能性は否定できない。

 ゴメス社長の発言は、真実なのか、それともGGGサイドとの単なる駆け引きの一つなのか――。今後の動向に注視したいところだ。(THE ANSWER編集部)