ロジャー・ウォーターズ、トランプのエルサレム首都認定を非難する新曲を発表
ロジャー・ウォーターズは、パレスチナの国民的詩人マフムード・ダルウィーシュが書いた詩を歌詞とした新曲を録音した。イスラエルの首都をエルサレムと認定し、今後テルアビブから同市にアメリカ大使館を移転するトランプ大統領の決断を、強く批判する目的で生まれたがこの曲である。「昔ながらの習慣が消されたあとで/ああ、我らが白い親方よ、私の人民を、そしてあなたの人民を、どこへ連れて行くつもりなのだ?」と、新曲「スプレマシー」の中で、ウードが奏でる音楽に合わせてウォーターズが語りかける。
「この詩は、表面的には白人男にネイティヴ・アメリカンが向けた最後のスピーチだが、ダルウィーシュが愛してやまなかったパレスチナと、そこの先住民のことも含まれている。事実、世界中どこであれ、どんな時代であれ、植民地化政策で入植したことで被害を被った人々のことが、この中で語られている」と、ウォーターズは声明を発表した。
2017年12月にトランプがエルサレムの首都認定を公表したあと、Joubranとウォーターズはパリとロンドンでこの曲を録音した。トランプのこの動きは、エルサレムから追い出されているパレスチナ人を危険にさらすとJoubranがいう。
このビデオは、パレスチナ人のナクバから70年を記念する年に公開された。ナクバとは、1948年のイスラエル建国が引き金となった第一次中東戦争によって、70万人以上のパレスチナ系アラブ人が難民となった事件の名称である。
「私たちはここ15年間、このウードとささやかなパレスチナ文化を抱えて、町から町へと世界中を旅し続けている。私たちは困難な状況に果敢に取り組んでいる世界中の先住民族を称賛する。そして、人民・文化・自国という関係性が歴史を生き抜くことを、自らの芸術を通して証明する」と、ウォーターズとの共同声明でJoubranは述べた。
