究極の選択「パソコンを貸して」と頼まれたらどうする? 個人情報を見られずにパソコンを安心して人に使わせる方法
Webサイトを確認したいのでパソコン貸して!
ちょっと文章を書きたいのでパソコン貸して!
人からこんな風に頼まれたら、あなたはOKするだろうか?
友人や知人といえども安易にパソコンを貸したら、パソコンの中身やウェブ閲覧の履歴など、自分の行動データといった個人情報を見られてしまうかもしれない。
しかし、友人や知人から頼まれたら、断るのもちょっと……。
断ると、その後の友情や仕事上での人間関係がギクシャクして壊れるかもしれない。
誰しも、悩むケースだろう。
そんなときのために、パソコンを安心して貸せるようにする方法を紹介しよう。
●人にパソコンを貸すときは要注意
仕事やプライベートで、他の人から「ちょっとパソコン貸して!」と頼まれたことはないだろうか。
その人は、気になるWebサイトを確認したいだけかもしれないし、持っているUSBメモリ内の画像を見たいだけかもしれない。
しかし、貸す方としては、やはり躊躇してしまう。
なぜなら、パソコンは個人情報の塊だからだ。
そのまま貸したら、
・メールを見られるかもしれない
・自分が見たこれまでのウェブ閲覧履歴も見られるかもしれない
さらに
Amazonの「1-Click注文」を有効にしていたら、勝手に商品を注文される可能性だってある。
もちろん、相手が信頼できる友人・知人なら問題ないかもしれないし、そもそも相手には、こうした情報を見る意図はないかもしれない。
しかし、意図はなくても、偶然、こうした情報が目にとまることもある。
そうなったら、貸した方も借りた方も、いやな思いをすることになるだろう。
では、こういった場合、
情報はしっかり保護したまま、安心してパソコンを貸してあげるには、
どうしたらいいだろうか?
●ゲスト用のアカウントを作っておくと安心して貸せる
このような場合は、Windowsの「ゲストアカウント」を作っておくと便利だ。
Windowsでは、アカウントごとに原則として閲覧できる情報が分離されている。
したがって、「ちょっとパソコン貸して!」と頼まれたら、
ゲストアカウントに切り替えてから、相手にパソコンを渡せばいいのだ。
ゲストアカウントの作り方と切り替え方法は、次のとおりである。
アクションセンターを開いて[すべての設定]をクリックする。
[アカウント]をクリックする。
左側で[家族とその他のユーザー]を選択し、[その他のユーザーをこのPCに追加]をクリックする。
[このユーザーのサインイン情報がありません]をクリックする。
[Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する]をクリックする。
[このPCを使うのはだれですか?]に「ゲストユーザー」と入力して[次へ]をクリックする。これで、「ゲストユーザー」というアカウント(ローカルの標準アカウント)が作成される。
ゲストアカウントに切り替えるときは、スタートメニューで自分のアカウント画像をクリックし、表示されたメニューで[ゲストユーザー]を選択する。
以上で、Windowsがゲストアカウントに切り替わる(パスワードは不要)。
なお、はじめて切り替えたときはデスクトップの準備が行われるので、少し時間がかかる。そこで作成後は、一回ゲストアカウントに切り替えを行っておこう。
こうしておけば、他人に貸す際、スピーディにゲストアカウントへ切り替えられるようになる。
ゲストアカウントから自分のアカウントに戻すときは、「切り替えた」ときと同じメニューを開いて、自分のアカウントを選択すればいい。Windowsにサインインするときのパスワードを入力すれば、もとの画面に戻る。
この方法であれば、安心してパソコンを他人に貸すことができる。
人から「パソコン貸して!」と頼まれることが多い人、仕事などでその可能性がある人は、友情や人間関係を壊さないように、ぜひ活用しよう。
井上健語(フリーランスライター)
ちょっと文章を書きたいのでパソコン貸して!
人からこんな風に頼まれたら、あなたはOKするだろうか?
友人や知人といえども安易にパソコンを貸したら、パソコンの中身やウェブ閲覧の履歴など、自分の行動データといった個人情報を見られてしまうかもしれない。
しかし、友人や知人から頼まれたら、断るのもちょっと……。
断ると、その後の友情や仕事上での人間関係がギクシャクして壊れるかもしれない。
誰しも、悩むケースだろう。
そんなときのために、パソコンを安心して貸せるようにする方法を紹介しよう。
●人にパソコンを貸すときは要注意
仕事やプライベートで、他の人から「ちょっとパソコン貸して!」と頼まれたことはないだろうか。
その人は、気になるWebサイトを確認したいだけかもしれないし、持っているUSBメモリ内の画像を見たいだけかもしれない。
しかし、貸す方としては、やはり躊躇してしまう。
なぜなら、パソコンは個人情報の塊だからだ。
そのまま貸したら、
・メールを見られるかもしれない
・自分が見たこれまでのウェブ閲覧履歴も見られるかもしれない
さらに
Amazonの「1-Click注文」を有効にしていたら、勝手に商品を注文される可能性だってある。
もちろん、相手が信頼できる友人・知人なら問題ないかもしれないし、そもそも相手には、こうした情報を見る意図はないかもしれない。
しかし、意図はなくても、偶然、こうした情報が目にとまることもある。
そうなったら、貸した方も借りた方も、いやな思いをすることになるだろう。
では、こういった場合、
情報はしっかり保護したまま、安心してパソコンを貸してあげるには、
どうしたらいいだろうか?
●ゲスト用のアカウントを作っておくと安心して貸せる
このような場合は、Windowsの「ゲストアカウント」を作っておくと便利だ。
Windowsでは、アカウントごとに原則として閲覧できる情報が分離されている。
したがって、「ちょっとパソコン貸して!」と頼まれたら、
ゲストアカウントに切り替えてから、相手にパソコンを渡せばいいのだ。
ゲストアカウントの作り方と切り替え方法は、次のとおりである。
アクションセンターを開いて[すべての設定]をクリックする。
[アカウント]をクリックする。
左側で[家族とその他のユーザー]を選択し、[その他のユーザーをこのPCに追加]をクリックする。
[このユーザーのサインイン情報がありません]をクリックする。
[Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する]をクリックする。
[このPCを使うのはだれですか?]に「ゲストユーザー」と入力して[次へ]をクリックする。これで、「ゲストユーザー」というアカウント(ローカルの標準アカウント)が作成される。
ゲストアカウントに切り替えるときは、スタートメニューで自分のアカウント画像をクリックし、表示されたメニューで[ゲストユーザー]を選択する。
以上で、Windowsがゲストアカウントに切り替わる(パスワードは不要)。
なお、はじめて切り替えたときはデスクトップの準備が行われるので、少し時間がかかる。そこで作成後は、一回ゲストアカウントに切り替えを行っておこう。
こうしておけば、他人に貸す際、スピーディにゲストアカウントへ切り替えられるようになる。
ゲストアカウントから自分のアカウントに戻すときは、「切り替えた」ときと同じメニューを開いて、自分のアカウントを選択すればいい。Windowsにサインインするときのパスワードを入力すれば、もとの画面に戻る。
この方法であれば、安心してパソコンを他人に貸すことができる。
人から「パソコン貸して!」と頼まれることが多い人、仕事などでその可能性がある人は、友情や人間関係を壊さないように、ぜひ活用しよう。
井上健語(フリーランスライター)