草津白根山(群馬県)の噴火から1週間。今度は東北地方の山でも噴火の気配が漂い始めた。

気象庁は2018年1月30日、宮城県と山形県にまたがる蔵王山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げた。想定火口域(馬の背カルデラ)から約1.2キロメートルの範囲で警戒が必要だという。


蔵王山(ChampagneFightさん撮影、Wikimedia Commons より)

心配する人が続々と

蔵王山では、火山性微動が28日に1回、30日は0時と14時台に1回ずつ観測された。

30日14時頃に発生した火山性微動の振幅は、これまで観測された中で最大のものとなった。

また、山頂の南方向が隆起する地殻変動が継続している状況もあり、気象庁は噴火警戒レベルを引き上げた。

ツイッター上では、今回の引き上げに対し、

などと、不安の声が相次いでいる。