山手線の電車は1日に何周しているのでしょうか。所属車両のほとんどが走る朝ラッシュ時も含め、早朝から深夜まで回り続けている電車もあるそうです。

距離にすれば東日本縦断!?

 東京、品川、渋谷、新宿、池袋、上野など、東京の主要駅を環状に結ぶ山手線、本数が最も多い8時台には、内回り、外回りとも2分から3分おきに電車が来ます。


山手線の新型車両E235系電車(画像:kawamuralucy/123RF)。

 いったい、どれほどの電車が毎日何周しているのでしょうか。JR東日本東京支社に聞きました。

――山手線の電車は合計で何本あるのでしょうか?

 山手線用としては計52本が在籍しています。そのうち何本が走るかは時間によって異なりますが、たとえば8時ちょうどの時点では、48本が走っています。

――1本の電車はおよそ何周するのでしょうか?

 編成によって異なりますが、最も長い場合、始発から終電近くまでずっと走り続けているものもあり、その場合は20周ほどになります。電車は、定められた期間や走行距離に応じて各種検査が行われるので、そのスケジュールを考慮しながら日々運用を決めていきます。

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 山手線は1周34.5kmで、およそ1時間で1周します。仮に20周したとするとその距離は690kmとなり、東京を始点に青森県の下北半島の付け根、野辺地駅(野辺地町)付近にまで到達できる計算になります。

山手線だけで車両数は大手私鉄並み!? 運行を支える体制は?

 引き続き、JR東日本東京支社に話を聞きました。

――運転士は何人くらい勤務しているのでしょうか?

 運転士は総勢およそ300人が在籍しています。運転士の勤務体制は大きくわけて、長時間の「泊まり勤務」と、比較的短時間の「日勤」があり、それによって日々の乗務時間が異なってきます。

――運転士はどこで交代するのでしょうか?

 基本的には、車庫に通じている大崎駅、池袋駅のいずれかで交代です。輸送障害が発生したときなどは、別の駅で交代することもあります。

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 ちなみに、山手線の電車は1本あたり11両編成で、全52本の車両数は合計で572両です。たとえば、京成電鉄では全車両数が582両(2017年9月30日現在の「客車」両数)なので、山手線だけで大手私鉄に匹敵する車両数が在籍していることになります。

【地図】本当の山手線は品川〜田端間?


山手線電車は環状に走るが、正式な路線名としての山手線は品川〜新宿〜田端間。田端〜東京間は東北本線、東京〜品川間は東海道本線(国土地理院の地図を加工)。