ハリソンが全米準優勝のアンダーソンを破りベスト8[楽天ジャパンオープン]

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「楽天ジャパンオープン」(10月2日〜10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第5シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)とライアン・ハリソン(アメリカ)が対戦。ハリソンが6-3、1-6、7-6(2)のフルセットでアンダーソンを破った。試合時間は2時間1分。

この試合までの両者の過去の対戦成績は、アンダーソンの2勝0敗。昨年10月の「ストックホルム・オープン」以来の対戦となった。アンダーソンは9月の全米オープンで準優勝、決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで敗れていた。ハリソンは錦織圭(日清食品)が4連覇を果たした「メンフィス・オープン」で今年ツアー初優勝した25歳の期待の若手だ。

第1セット序盤、ビッグサーバーであるアンダーソンは角度とスピードのあるサーブでハリソンを寄せ付けない。一方ハリソンは、必死に自身のサービスゲームを守る展開に。アンダーソンのペースで試合が進むかと思われたが、第6ゲームでハリソンがワンチャンスをものにし、ブレークに成功する。続く第7ゲームをハリソンはラブゲームでキープし勢いづくと、そのまま6-3で先取した。

第2セット、アンダーソンは第2ゲームで、3つのブレークポイントを得るものの活かせずにキープされてしまう。しかし第4ゲームで、遂にアンダーソンがこの試合6回目のブレークポイントを、ようやくものにして3-1とリード。ここからアンダーソンは盛り返し、第6ゲームのハリソンのサービスゲームも制するなど5ゲームを連取して、6-1でセットカウントイーブンに戻した。

最終セットはより緊張感の高まる均衡した状態。どちらもブレークできないまま試合が進み、タイブレークへ。ハリソンが先に2本のミニブレークをもぎ取り有利に進める。最後はワイドへのスライスサーブでハリソンがアンダーソンを破り、ベスト8進出を決めた。

勝利したハリソンは、準々決勝でこの後行われる内山靖崇(北日本物産)とマリン・チリッチ(クロアチア)の勝者とベスト4をかけて戦う。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」 でアンダーソンを破ったハリソン
(Photo by Matt Roberts/Getty Images)