iPhone Xは時期尚早? iPhone 8 / 8 Plusが実質オトクな理由とは

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遂に発売になったApple iPhoneの新モデル「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」。
残念ながら、例年に比べると事前予約、そして発売当日の盛り上がりに欠けた感は否めません。

その原因は、11月に発売が予定されている「iPhone X」です。
iPhone 8シリーズをスルーして、「iPhone X」を待つという人が多いと見られているからです。

「iPhone X」は、
・大幅に刷新されたデザイン
・ステンレスを採用したボディ
など、10周年を記念するモデルということだけなく、魅力的なスマートフォンです。

ですが、それでもiPhone 8 / 8 Plusをオススメしたい理由を今回はご紹介します。


●アプリの互換性が心配


ホームボタンを廃止、縦に広くなったiPhone Xのディスプレイ

iPhone Xは従来のiPhoneよりも縦に広いディスプレイを採用しています。
これまでのiPhoneの定番操作に必須のホームボタンも廃しています。
この2点だけでも、正面から見た印象は今までのiPhoneとはまったく異なります。
これだけ大きく変革されたiPhoneだから「iPhone X」を待ちたい。
という理由を挙げる人も多いのではないでしょうか。

ですが、ここに大きな問題が待ち構えています。

画面が広くなったということは、
従来の画面サイズに合わせて設計されていた多くのアプリは正しく表示できない可能性がでてきます。

過去にもiPhone 4SからiPhone 5で画面が縦長になった際に比率がおかしく表示されるアプリがありました。
iPhone Xについても最初のうちは同じような不満があがることが考えられます。

また、画面上部、通話用のスピーカーやフロントカメラ、指紋認証「Touch ID」に代わる顔認証「Face ID」に使う様々なセンサーが詰め込まれた部分は画面に食い込むような配置になっています。

アプリによってはこの部分に操作に必要なボタンが被ってしまう可能性があります。
そうなれば、アプリをうまく操作できないといった問題も出てくるかもしれません。

●ノートPCが購入できるほどの本体価格は高価
iPhone Xの本体価格は今までのiPhoneの中で最も高くなっています。


Caption: iPhone Xは容量が小さい64GBモデルでも11万円以上

例えばiPhone 8 64GBとiPhone X 64GBで比べてみましょう。
Apple Storeの販売価格は、
・iPhone 8 64GB 78,800円
・iPhone X 64GB 112,800円
と、34,000円もの差があります。

また、多くの人が購入方法として選ぶ大手携帯電話会社の24回払い。
既に価格を発表済のNTTドコモだと、各種割引を適用した場合に、実質負担は2年間で
・iPhone 8 64GB、31,752円
・iPhone X 64GB。68,472円
と、2倍以上の価格に設定されています。

カメラの性能など、iPhone Xの方が優れている部分はいくつかあります。
しかし、
・搭載されるCPUは同じ「A11 Bionic」
でず。
普段の使い勝手でiPhone Xが2倍も3倍も快適に動くというワケでもありません。


ここまでで見えてくるのが「iPhone X」のコストパフォーマンスの悪さです。

極論ですが、
一般的な使い方の限りではiPhone 8 / 8 Plusの方が現状は使い勝手がいい機種なのは間違いないでしょう。

iPhone Xは、「目新しさ」や「最新さ」はありますが、使い勝手について言えば試作機に近い成長途上のものと言えます。
いずれは、素晴らしいスマートフォンに成長するかもしれませんが、
現時点では、
購入してもストレスを感じるかもしれませんし、価格に見合ったパフォーマンスを感じられないかもしれません。

一方、iPhone 6sやそれ以前の機種からの買い替えとしては、現在のモデルの使い勝手を継承しているiPhone 8 / 8 Plusのほうが実用性は高く、十分な進化もしています。
動作も早くなって快適に使えて、価格もiPhone Xよりも安価。

今、実質、オトクなiPhoneとしてはiPhone 8 / 8 Plusと言えるでしょう。
迎 悟