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アウディのパフォーマンス部門を率いるステファン・ヴィンケルマンはこう言う。

「アウディ・スポーツが2025年までに用意する初のEVは、SUVか大きなセダンになると思います。パッケージの都合で」と。

また「実際に『電化』を始めなければならないのは、2020〜2025年頃だと考えています」とも。

どういったカタチのモデルになるのですか? という問いに対する答えが、冒頭の発言だったのだ。

アウディ・スポーツ「AMGを追いません」

クワトロ社から名前を「アウディ・スポーツ」へと改めたのが2016年の終わりのこと。

アウディに対する「スポーツ部門」であることは間違いないが、メルセデス-AMGとは違った立ち位置なのだとヴィンケルマンは言う。

何が違うのだろう?

ヴィンケルマンは、まずAMGの販売ボリュームをむやみに意識しないのだと言う。

また「真のグローバルモデルを生みだすことが大切なのです」とも。

「世界中で販売でき、環境的に受け入れられるクルマを開発したいと考えています。地域によって、評価が変わるクルマを作るのをやめたい。もっといえば、欧州市場を中心に見る開発をやめます」

「ただ、アウディ・スポーツの根源にはR8のようなモデルがあるということを忘れないようにしなければなりません。ああいったモデル(=R8)を作りつづけることも、わたしたちのミッションです」と締めくくった。