フランス、終了間際にまさかの逆転負け…欧州予選グループAは混戦模様

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 9日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選が行われ、グループAのスウェーデンとフランスが対戦した。

 グループA首位対決となったこの試合、1位のフランスは2位スウェーデンのホームに乗り込んだ。

 まずはアウェイのフランスがチャンスを作る。37分、右サイドから中央にクロスが送られる。このクロスは味方に合わなかったが、ペナルティーエリア左で待っていたフランス代表FWオリヴィエ・ジルーにボールが渡る。左足でコントロールしたボールは浮いてしまうが、ジルーはそのまま左足を振り抜く。美しい軌道を描いたボールにGKは一歩も動けず、フランスが先制に成功する。

 しかし、ホームのスウェーデンも負けるわけにはいかない。43分、細かいパス回しからDFルドビク・オーグスティンソンにボールが渡り、左サイドからクロスを上げる。中央で待っていたFWには合わなかったが、ペナルティーエリア右サイドにこぼれたボールをMFジミー・ドゥルマズが左足でシュート。ボールはゴールに吸い込まれスコアをタイに戻し前半を終了する。

 後半に入りスコアが動かずこのまま試合終了かと思われた。しかし90分+3分、試合も終わるかというタイミングで、思わぬ形でスコアが動く。DFからパスを受けたフランス代表GKウーゴ・ロリスがペナルティーエリアの外で相手FWを一人かわして味方にパス。しかしこのパスがずれてしまい、ボールはスウェーデン代表FWオラ・トイヴォネンの足元へ。間髪入れずに放ったシュートはゴールへ一直線、ロリスは走って戻るも間に合わず、土壇場でスウェーデンが逆転に成功。このまま試合は終了した。

 この結果、フランスとスウェーデンの勝ち点は同じ「13」。得失点「2」差でフランスが首位に立っているものの、フランスにとっては痛い敗戦となった。

 フランスは次節、9月1日にオランダとホームで対戦、スウェーデンは同日にブルガリアとアウェイで対戦する。