2017年6月9日、セブン‐イレブンが長らく未踏の地であった沖縄県への初出店が決定したことを、セブン＆アイホールディングスが発表した。これにより、47都道府県すべてに展開することになる。

県庁で行われた発表会見は琉球新報がフェイスブックページで生中継するなど、大手コンビニの最後となる沖縄上陸には注目が集まった。

5年以内に250店舗目指す

セブン‐イレブンが沖縄への出店を検討していることが報じられたのは、2016年6月のことだった。

その際は、早ければ2018年には出店を予定していたが、今回の発表はで「19年度をめど」としている。

また、出店から5年以内には250店を予定しているなど、ファミリーマート、ローソンがしのぎを削っている沖縄県内におけるコンビニ競争はより激化しそうだ。ツイッターでは、喜びの声が出ている。

沖縄より先に、ベトナムに進出！

こうして、「沖縄から最も近いセブンは台湾」、という状況をついに脱することが決まったが、実は沖縄にさきがけて、17年6月15日にはベトナム初のホーチミン店の開店が決定している。

台湾のみならず、ベトナムにまでも先をこされた形となったが、発表によると、アジア各国へ向けたグローバル展開を視野に入れ、各地へのアクセスが良い沖縄県を輸送拠点として位置づけているという。そのため、出店以上に大きな意味を持ちそうだ。

19年度いないに沖縄へ！（画像はイメージ。Dick Thomas Johnsonさん撮影。flickrより）