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新型ディスコ 779万円〜 本日から受注開始

ジャガーランドローバー・ジャパンは、定員7人のフルサイズSUVである新型「ディスカバリー」の受注を開始した。

新型ディスカバリーは、特別仕様車「ファースト・エディション」を限定30台で先行販売しているが、今回新たに
・HSE
・HSEラグジュアリー
の2種類のグレードをラインナップした。

V6ガソリン・スーパーチャージャー、V6ディーゼル・ターボを用意

エンジンは、HSE/HSEラグジュアリーそれぞれに
・3.0ℓV6スーパーチャージド・ガソリン(340ps、45.9kg-m)
・3.0ℓV6ターボ・ディーゼル(258ps、61.2kg-m)
を用意した。トランスミッションはいずれも8速オートマティックだ。

第5世代目となる新型は、多用途性やオフロード性能、7人の乗員が快適に過ごすスタジアムシートといった特徴を継承。そのうえで、エクステリアおよびインテリアを、新デザイン言語を採用し、大幅変更している。

まずは、インテリアについて次ページで確認しておこう。
 

世界初 遠隔操作でシート・アレンジ、「インテリジェント・シート・フォールド」

大人7人が快適に座れる車室空間は、レッグルームが2列目シートで954mm、3列目シートでも851mmを確保。

シート・アレンジ次第でラゲッジスペースを最大2406ℓにまで拡大できるという。

新装備となる世界初の「インテリジェント・シート・フォールド」機能は注目だ。

スマホでシートレイアウトを変更できる

これは、ラゲッジスペースのスイッチやタッチスクリーン、スマートフォンから遠隔操作することで、2・3列目のシートを自動で展開する機能だ。それも7シートの状態から、2シートに折り畳んで荷室を最大にするまで、14秒しか要しないという。

また、ウェアラブル技術を活用したウォータープルーフ仕様・耐衝撃のリストバンド型アクティビティキー、電動インナー・テールゲート、電動ジェスチャー・テールゲートなど、最新の機能、装備を数多く取り入れたのも特徴だ。

走行性能については、オン/オフともにさらに磨かれている。
 

クロスリンク式電子制御エアサスペンション・システムとは?

新型では、走破性能もさらに強化しており、状況に応じてエンジンやギアボックス、ディファレンシャル、サスペンションなどのセッティングを自動で最適化するテレイン・レスポンス2オートや、2段階のオフロード・モードを備えた最新のクロスリンク式電子制御エア・サスペンション・システムをディスカバリーとして初搭載する。

このエアサスペンション・システムは、
・50〜80km/hで轍がついた荒れた路面:40mm上昇
・50km/h未満で過酷なオフロード走行:最大115mm上昇(先代モデル比:+10mm)
・105km/h以上でオンロード走行:自動的に車高が13mm下降
・エンジンOFF/シートベルトOFF:車高15mm下降
・ドアオープン:さらに25mm下降
・走行開始:通常位置に自動復帰
という制御をする。SUVがマーケットを席巻する現代にあって、ランドローバーならではのプレミアムな機能として話題になりそうだ。

コネクティビティも、安全支援も充実

新型は、さらにコネクティビティ機能も強化し、10.2インチの最新「InControl Touch Pro」を標準装備。Remote Premiumアプリを使えば、前述のインテリジェント・シート・フォールドをスマートフォンから操作できるほか、車内の温度調整や車両ロックの状態を確認できる。

その他、サラウンドカメラ・システムを標準装備し、
・歩行者検知機能がついた自動緊急ブレーキ
・ACCキューアシスト機能
・パークアシスト(縦列駐車・並列駐車・出庫)
・ブラインドスポット・アシスト
など、ドライバー支援システムのオプションも充実している。

価格は、下記の通り。
ガソリン・モデルのHSEが7,790,000円。HSEラグジュアリーが8,810,000円。
ディーゼル・モデルのHSEが7,990,000円。HSEラグジュアリーが9,010,000円。