自転車シェアリング、台東市でも利用可能に  試験運用始まる/台湾

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(台東 1日 中央社)東部・台東市で4月下旬、自転車シェアリングサービス「oBike」の試験運用が始まった。現在は500台を導入しており、今後は1000台にまで増やす予定。黄健庭台東県長は、県民や観光客の利便性向上につながればと期待を示している。

oBikeはスマートフォン用アプリを利用したシステムを採用。台北市や新北市などで普及している「YouBike」とは異なり、サイクルステーションは必要とせず、公共の駐輪スペース内であればどこでも貸出・返却が可能。アプリ上では貸出可能な自転車の位置が表示され、利用の10分前から予約することもできる。現在自転車が集中して置かれているのは台東バスステーション(転運站)や県立体育場、鉄花村、海浜公園など6カ所。

今月初旬ごろまでは無料で試乗できる。その後は15分ごとに2台湾元(約7.4円)となる予定。

運用開始から数日が経ち、利用者からは好評を得ている。だが、自転車を駐輪スペースではない自宅前の道路に停めたり、車両前方に設置されているバスケットに人を乗せたりするなどマナー違反の行為も見られた。

(盧太城/編集:名切千絵)