[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年4月4日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「北陸ってどこ？」という疑問について解決していました。「北」という文字がつくけど、地理的には北でない北陸。一体どこの県が北陸に含まれているのでしょうか？


北陸新幹線（J-CASTニュース撮影）

石川県民に「北陸はどこ？」と尋ねると「石川、富山、福井」の3県を指す人が大多数でした。しかし、他県民はあいまいで、意外と「北陸」を知らない人もたくさんいました。

「北海道」も「陸奥」も北陸が由来

企業の区分を見ると、日本郵便北陸支社は、石川・富山・福井の3県、気象庁の地方予報区では北陸地方は、先ほどの3県に新潟県も加えた4県にしています。気象庁の方の話では、降雪量に違いはあるものの、この4県は、日本海側の同じ気候のエリアに属するそうです。ちなみに北陸電力の電力供給地域は、石川・富山県と福井・岐阜県の一部なのだそうです。

歴史の専門家の方いわく、北陸は「若狭、越前、加賀、能登、越中、越後、佐渡で五畿七道の北陸道に含まれる国」を指すので、石川・富山・福井・新潟の4県であると。なぜ、北ではないのに「北陸」なのかというと、奈良や京の都から見て、北だったことなどです。

ちなみに北海道は、「北陸道」に由来して名付けられた地名です。東北のことを陸奥というのも「北陸」の陸は「みち」という意味もあり、「北陸」の奥ということで「陸奥・みちのく」と名付けらたのです。

団体によって区分は様々ですが、気象庁や歴史的には、4つの県を指し、驚きの知識も得られましたよね。（ライター：りえ160）