お笑い芸人の厚切りジェイソンが、TOKYO FMのレギュラー番組「厚切りジェイソンのThursday Night WHY」に出演。コピーライターで「伝え方が9割」の著者・佐々木圭一さんをゲストに迎え、ジェイソンも納得の“ノーからイエス”に変える7つの切り口を教えてもらいました。

(TOKYO FM「厚切りジェイソンのThursday Night WHY」2月23日放送より)



ジェイソン:「伝え方が9割」シリーズは全部で約100万部売れていて、ベストセラーシリーズになってますよ。多いわ(笑)。内容は、相手から『YES!』という答えを引き出したい時に、伝え方によって結果の確率が大きく変わる。そのテクニックを法則と例で伝えています。僕も1月に発売された「まんがでわかる 伝え方が9割」を読みました。非常にわかりやすかったですね。一気に読めました。漫画のストーリーも面白かったです。

佐々木:ありがとうございます!

◆『NO!』を『YES!』に変える7つの切り口とは?

【1:相手の好きなこと】

「デートしてください」とお願いする時、相手が厚切りステーキが好きならば「驚くほど厚切りのステーキを出す店があるんだけど、どう?」と言ってみる。自分の思ったままを言うのではなく、相手が何が好きかを考えた上で誘うと、今まで“ノー”だったものを“イエス”に変えることができます。

ジェイソン:相手のメリットも考えるということですね。

【2:選択の自由】

「デートしてください」ではなく、「厚切りステーキの店とジャンボハンバーグの店があるんだけど、どう?」と言ってください。どちらかを選んだらデートは成立です。「AかB」と言われると「C」は考えにくくなり、どちらかを選ぶことになります。

ジェイソン:たしかにそうですね。それにしても肉食な女性だ(笑)。

【3:認められたい欲】

奥さんが旦那さんに家事を手伝ってほしい場合、「窓くらい拭いてよ」ではなく「あなただと、高い所まで手が届くからピカピカになるのよね」と言ってください。このほうが“手伝ってもいいかな”という気分になります。

ジェイソン:たしかに、僕も背が高いから役に立ちそう!

【4:あなた限定】

人を集めるのに効果的です。例えば自治会で人を集める時、「ジェイソンさんだけは来て欲しいんです」と特別扱いをします。すると、“それなら行ってもいいかな”という気分がより高まります。

ジェイソン:期待を裏切りたくないという気持ちですね。

【5:チームワーク化】

家で子どもに「勉強しなさい」と言うより、「一緒に勉強しよう」と言ってあげてください。読書なども同じテーブルでやると、子どももやるようになります。これは使えますよ!

ジェイソン:子どもが、共同作業がしたい気持ちはわかりますね。

【6:嫌いなこと回避】

例えば、触ってほしくない展示物があるとします。『展示物に触らないで』と表示するより『薬品が塗られているので触らないで』と表示したほうが、人は触りません。

ジェイソン:それなら僕も触らないかな……。

【7:感謝】

「この机を移動して!」と言うより「この机を移動して! ありがとう」と言うほうが、人は“手伝おうかな”という気になります。人は感謝されるとその反対のことがしにくいんです。飛行機のアナウンスでも、最後に「Thank you.」って言いますよね。

ジェイソン:たしかに。英語では最後に「Thank you.」とよく言いますけど、こういうことだったのか!

佐々木さんが今回紹介された内容は、「まんがでわかる 伝え方が9割」(ダイヤモンド社)に詳しく掲載されています。

佐々木圭一さんは、次回3月2日の放送にも出演します。お楽しみに。

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<番組概要>

番組名:厚切りジェイソンのThursday Night WHY

放送日時:毎週木曜 21:15〜21:40

パーソナリティ:厚切りジェイソン

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/why/