放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。2月12日の放送では、前回に引き続きSupership代表取締役社長の森岡康一さんをゲストに迎え、最新のVR情報を教えてもらいました。



高須:最近聞いたサービスで、面白いのはあった?

森岡:便利になるかはこれからですけど、テレイグジスタンスというのはすごいですよ。これはリアル世界に自分のアバターを作るんです。VRの延長線上なんですけど、触覚センサーやモーションセンサーを付けると、ロボットが僕と全く同じ動きをするんです。もっと言うとアメリカに僕が存在できるんです。

高須:なるほど。アメリカにロボットを置いたら、日本にいる状態で動かすことができるんや。

森岡:そうです。手の動きまで完璧に再現できるんですよ。なので、危険地帯にロボットを派遣することもできるんです。原発の中で作業するとか。あと感触がわかるのがびっくりしますよ。自分は何も持ってないのに、ロボットがペットボトルを持ったらその感覚がわかるんです。

高須:触れてる感覚がするってこと? 喋れるの?

森岡:もちろん喋れます。とにかくシンクロがすごいです。感触は本当にすごいですよ。もしからしたらロボット同士が恋する世界が生まれるかもしれない。

高須:そうやね。

森岡:介護なんかは簡単になるでしょうね。さらにすごいのは、今までの記録媒体って文字とか音声とか映像じゃないですか。そこに動きが記録できるようになるんですよ。伝統職人の伝統の技が、そのデバイスを付けると記録できるんです。

高須:じゃあ、漫画家の動きも記録できるんや。

森岡:そうです。さらに再現できるんです。例えば千切りの達人の動きを記録してロボットにやらせたら、すさまじい量の千切りができるっていう。

高須:千切りはそんなにいらんけど(笑)。例えば宮崎駿さんの動きが記録できるってことやね。

森岡:そうです。他にも長嶋茂雄さんのナイススローも本当は残せるんです。

高須:それを自分が付けると、長嶋さんはこの角度で投げてたんやっていうのが体験できると。

森岡:そういうことです。

高須:例えば、サッカーワールドカップの名シーンを再現することもできるよね。

森岡:できます。動きがデータ化されて再現できるのが、このテレイグのすごいところですね。言っちゃった。黙ってたのに(笑)。

【番組情報】

タイトル:空想メディア

放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29

MC:高須光聖、中村亜裕美

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