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 ものまねタレント・清水アキラ(62)の三男でタレントの清水良太郎(28)が、写真週刊誌『フライデー』(講談社)に“闇カジノ”に出入りし賭博行為をしていたと報じられた。この報道を受けて、2月13日・14日に行われる予定だったディナーショーは中止となり、3月に出演予定だったミュージカル『花・虞美人』の降板が所属事務所を通じて発表されている。

 一方、清水と共に闇カジノに出入りしていたとされる俳優の遠藤要(33)の所属事務所は、『フライデー』発売前日となる9日に、報道が出ることを受けて謹慎処分を発表している。所属事務所によれば、「違法賭博ではない」と説明を受けたことから入店し遊んでいたが、後から違法賭博があるという旨を知らされ「その場で退店した」と説明。遠藤は金銭を賭けていないと発表されている。

「今回の事務所の対応には、業界内でも疑惑の声が広まっており、知らずに1度立ち入っただけでは謹慎になるはずがないと、遠藤の常習性が疑われています。最近遠藤とよくつるんでいたとされる清水も、同様の頻度で通っていたのはほぼ間違いないでしょう。一説によれば、2人の店内での振る舞いがあまりに悪かったことから、むしろ店側が2人を出禁にするために、このネタを週刊誌にリークしたのではとまで噂されています」(芸能記者)

 清水の所属事務所も、闇カジノへの出入りは認めながら、違法賭博はしていなかったと主張している。しかし、遠藤の処分を考えると、その主張もかなり怪しいと考えられている。

■いまだ「検討中」…世間からのバッシングは確実

 ディナーショーの中止と舞台の降板は決まったものの、清水に対して所属事務所は、いまだ処分について「検討中」のままとなっている。早々と謹慎が決まった遠藤と、処分に大きな差があるとすれば、世間の目も黙ってはいない。このまま事務所の対応が発表されないようなら、多方面からのさらなるバッシングに晒されることになる。

「昨年4月には、バドミントン日本代表の田児賢一(27)、桃田賢斗(22)が闇カジノに出入りしていたことが明るみになり、無期限試合出場停止処分を受けました。そして、プロ野球開幕直前に、巨人の選手が違法賭博に興じていたことが問題となり、数名が解雇処分を受けたことも記憶に新しく、世間の目もまだ厳しい時にこれです。今後、清水に対して厳しい声が飛ぶのは当然でしょう」(芸能記者)

 謹慎などの処分を下してしまえば、違法賭博を認めてしまうことになるだけに、このまま騒動が収束するまで、芸能活動を続行する腹づもりかもしれない。しかし、遠藤との対応の差に既に疑いの目を向けられている以上、清水への疑惑が晴れることはない。清水も事務所も、誠実な応対が求められるところだ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。