「木下優樹菜写真集 ワカンナイ」より

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 タレントの木下優樹菜(29)が2月6日、2012年春夏からスタートした木下優樹菜によるファッションブランド「Avan Lily」(アヴァン・リリィ)のプロデューサーを卒業することを発表した。木下優樹菜は自身のインスタグラムで、「この5年の間に二人の子供を出産し、ファッションに対する考え方や見方も変わり、今のこのタイミングで卒業するのが今後のためにいいのではと思い今回決断しました」とつづっている。この発表については、ネットでは「寂しい」「お疲れさまでした!」という労いの声が寄せられた。

 タレントの梨花(43)の「LI HUA」(リーファー)や、渡辺直美(29)の「PUNYUS」(プニュズ)など、芸能人がプロデュースに携わるファッションや、アクセサリーブランドは多数ある。こうしたブランドが人気を集める一方で、あっという間に衰退してしまうブランドも多い。

 2012年には女優の佐々木希(29)がデザイナーをつとめていた「Cotton Cloud」(コットンクラウド)が、また2014年には元AKB48の篠田麻里子(30)がプロデュースしていた「ricori」(リコリ)などは、相次いで終了している。このようなブランドの衰退理由には、デザインが世間の感覚とズレすぎている点や、単純に値段が高いという指摘もあるようだ。また、モデルの益若つばさ(31)がプロデュースするブランド「EATME」(イートミー)のように、デザインの盗作疑惑にまつわる問題も話題になっている。

「おそらく木下が“卒業”となったのは、年齢を重ねるにつれ、自身の感覚と世間の感覚とのニーズが合わなくなってきたのでしょう。木下だけが抜け、ブランドそのものが残っているという点をみても、実質的な“クビ宣告”だったのではとする見方もある」(芸能関係者)

■木下の“歯に衣着せぬ態度”が原因?

 現在二児の母として、時折「ママタレ」としてバラエティ番組に出演することもある木下。歯に衣着せないトークが“男前”と称賛をうける一方で、いきすぎた言動が下品だと非難されることもある。

「そういった言動が災いして、ブログやインスタグラムが炎上してしまうこともたびたびあります。昨年出演した『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)でも、八方美人なタイプが嫌いといい、学生時代にそういった女子を不登校になるまで追いつめていたと堂々と語り、波紋を呼びました。こうした一つ一つの炎上が、ブランドイメージのダウンに繋がると判断された可能性もありますね」(前出・芸能関係者)

 ブランドイメージは商品の売り上げを大きく左右する。どれだけデザインや商品に自信があっても、ブランドの顔となるプロデューサーのイメージが悪いとなると、当然人気にも影響する。

「言いたいことは言うタイプの木下なので、今回のブランド卒業に関しても、トーク番組などでポロリとその経緯を暴露するのではないでしょうか。また、SNSでのコメントにふっかけられて、本当の理由を発信する可能性もあるでしょう。再び炎上ネタを提供してくれるかもしれません」(前同)

 こうした炎上騒ぎを好むネットユーザーにとっては、「ツッコミどころ」が非常に多い木下は恰好の的のようだ。ブランド卒業に関係なく、常に「炎上待ったなし」とも言える木下だが、次はどのような発言で炎上騒ぎを巻き起こすのかにも注目が集まるところだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。