26日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、ヒューストンアストロズ・青木宣親が生出演。侍ジャパン唯一のMLB選手としてWBCに出場するベテランが意気込みを語った。

多くの日本人メジャーリーガーが出場を断念する中、「アメリカで5年間やってきて、日本人だということを再認識させられた」という青木は、「日本の誇りみたいなものもすごく生まれて、そんな中で日本代表の話をもらって前向きに出たいなと思いました」と出場を決めた経緯を説明した。

また、富川悠太アナウンサーが、自身の予想オーダーとともに「1番に入って頂きたい」と話すと、侍ジャパンでコーチを務める稲葉篤紀氏も「やっぱりメジャーやWBCを経験している青木選手が初戦のキューバ戦、まず1番で打席に立つ。僕はいいかなと思います」と同調した。

すると青木は「自分は小久保監督と稲葉さんが決めてくれれば」とニヤリ。だが、「1番は確かに慣れたところではあるんで、そこでプレーするのはいいこと。そこは任せます」と語った直後、なんと青木は隣の稲葉氏に「どうなんですか？実際のところは？」と堂々と尋ねてみせた。

目を丸くした稲葉氏は「今日実はちょっと話をした」と前置きすると、突然「4番でもいいなって」と言い出し、青木は「4番ですか？」と驚いた表情を見せた。

構わず稲葉氏は「2009年の時に4番を3試合打たせてもらったんですけど、僕は繋ぎの4番でやってた。だから僕は（青木が）全然4番でも」と続けると、可能性は不明ながら、「4番って長打力のイメージがあるんですけど、イメージのない打順を打つことは実はプレッシャーがかからない。1番・青木選手は誰もがやってくれるだろうという中での1番。結構プレッシャーがかかる。そういう意味ではプレッシャーがかからず4番って打てるんじゃないか」などと“4番・青木”を力説した。

その他にも、同番組で青木は大谷翔平についても語っている。「過去前例のない選手。ピッチャーとしてもバッターとしてもトップレベルの選手。本当に興味あります。実際に一緒にプレーできることを嬉しく思いますし、楽しみ」と話すと、筒香嘉智も「（イメージは松井秀喜氏？）そうですね。自分もそういうイメージ。日本球界で三冠王に近い気がします」と絶賛した。