ニースFWマリオ・バロテッリが、21日のリーグアン第19節ボルドー戦で一発退場となった。

バロテッリにレッドカードが出されたのは、スコアレスのまま迎えたアディショナルタイム。中盤でボールを競った際、相手選手にぶつかられてボールを失い、取り返そうとした行為が退場に値するとジャッジされた。

だが、このジャッジは厳しすぎるのではないかという議論も呼んでいる。バロテッリも不満があったのか、ピッチを出る際に不敵な笑みを浮かべ、ユニフォームをスタンドの観客にプレゼントして立ち去った。


今季からフランスで戦うバロテッリは、ケガの影響もあり、リーグ戦9試合出場にとどまっているが、8ゴールを記録。過去2シーズンは1得点ずつだっただけに、復活が騒がれている。イタリア代表復帰を期待する声も上がった。

だが、バロテッリといえば、「悪童」という呼び名で知られるトラブルメーカーだ。イタリア代表のジャン・ピエロ・ヴェントゥーラ監督も先日、バロテッリの力は疑う余地がないとしつつ、これまで問題視されてきた気質がポイントであり、本人と話し合うと述べている。

微妙なジャッジでレッドカードが出されるのも、「悪童」の呼び名が影響しているかもしれない。バロテッリはレッテルをはがし、世界的なストライカーとしての地位を手にすることができるだろうか。