「ボタニカル」=「植物」の力でキレイと元気を磨くをコンセプトにお届けしている、TOKYO FMの番組「NOEVIR BOTANICAL LIFE」 http://www.tfm.co.jp/link.php?id=6497。

12月16日の放送では、バラの花をそのまま食べられるスイーツと、バラの花にまつわる歴史を紹介しました。



バラの花びらを散りばめたスイーツ「花咲くローズマカロン」

「花の女王」ともいわれるバラが太古の昔から愛され続けているのは、“女性を幸せに導く力”があると信じられているから。その気品ある香りには、ストレス解消や安眠作用に加え、幸福感をもたらす効果があるとされています。さらにアンチエイジング効果も報告されています。

そのバラをスイーツ作りに活かしたのが日比谷花壇の「花咲くローズマカロン」です。原料となっているバラは、食用のためだけに開発された品種「さ姫」で、花屋では決して見ることの出来ないとても貴重なバラです。



日比谷花壇では、この「さ姫」を最大限に楽しむためのスイーツ開発を行い、その香りを最も豊かに味わう最高の一品として「花咲くローズマカロン」が誕生しました。

10年の月日をかけてこの「さ姫」を開発したのが、島根県の「奥出雲薔薇園」。「忘れられない薔薇を作る」を合い言葉に、品種や栽培技術を磨き、「さ姫」が生み出されました。強い香りと深紅の色、そして肉厚な花びらが特徴で、その花の大きさも通常のバラの2〜3倍にもなります。香りを届けるこだわりのひとつが「朝摘み」。「さ姫」が最も香り高くなる早朝のわずかな時間を狙い、ひとつひとつ手摘みで収穫、汚れのない気品ある香りをそのままスイーツ作りに活かしています。

マリーアントワネットの人生を彩ったバラ

18世紀を代表する歴史のヒロイン、フランス王妃「マリーアントワネット」にとってもバラは特別な存在でした。自らバラを育て、バラの植物油だけでつくった香水を愛用したり、14歳でウィーンから輿入れする際に、沿道の人々にバラの花びらを振り撒いたりという話も残っているほど。ロマンティックなファッション、贅の極みを尽くしたアクセサリーに身を包み、きらびやかな生活を送っていたとされるマリーアントワネット。その華やかさをいっそう引き立たせていたのもバラの秘めた力なのかもしれません。

現在開催中の展覧会「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリーアントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」では、マリーアントワネットが当時暮らした空間や時代を体感することができます。(2017年2月26日(日)まで、森アーツセンターギャラリー)

ロマンティックなイメージの象徴 “バラ”。さまざまな形で楽しむことで、きっと暮らしに豊かさと彩りが加わっていくのではないでしょうか。



TOKYO FM「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介する「NOEVIR BOTANICAL LIFE」をオンエア。次回12月23日の放送は、この時期世界中から注目される、ニューヨーク・ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの話題です。

また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送しているノエビア「Color of Life」 http://www.tfm.co.jp/color/。12月は歌手のJUJUさんを迎えてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。

<番組概要>

番組名:「NOEVIR BOTANICAL LIFE」

放送日時 :毎週金曜8:38〜8:43

ナビゲーター:高橋万里恵

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/botanical/