長友佑都が所属するインテルの選手たちが、11日のセリエA第16節ジェノア戦で再びサポーターから激しい批判を浴びせられた。

開幕前からの監督交代や、シーズン序盤戦での不振による再度の指揮官交代など、混乱を極めたインテルは、ステファノ・ピオリ現監督が就任してからも安定を欠いている。

敗退が決まっていたなかで迎えた8日のヨーロッパリーグ・グループステージ最終節では、ウルトラスがゴール裏スタンドを空にし、「恥を知れ」と痛烈な横断幕を掲げていた。

そして、インテルサポーターの怒りはまだ収まらないようだ。ファンは公式戦2試合続けて抗議活動に出た。今度はスタンドを埋めたものの、前半の45分間を通じて声援を送らず、次のような横断幕を掲げた。


「お前たちにこれを言うために、45分間沈黙する。走らないヤツ、戦わないヤツ、団結しないヤツ、インテルを愛さないヤツは、1月に出ていけ。このまま続けるなら、オレたちが…」

1点を先行して迎えた後半、サポーターは応援を再開したものの、ピオリ監督に向けて次のようなメッセージを送っている。


「ピオリ監督、ふさわしくないヤツらはケツを蹴っ飛ばしてくれ」

サポーターからの“鼓舞”が効いたのか、インテルは後半にも追加点を挙げ、2-0とジェノアを下して暫定8位に浮上した。長友はフル出場している。