今回は今年6月にオープンしたばかりの話題の鮨屋「東麻布 天本」をご紹介します。いま話題のこのお店、もうすでに来年5月まで予約でいっぱいになってしまっているとのこと!実は大将の天本さんとは以前から共通の知人含め仲良くさせていただいたこともあり、オープン直後から伺わせて頂いてます。

名店で修業された技術が光る、酒肴の数々

大将の天本さんは青山の鮨の名店「海味」で9年間修行された後、岐阜の「しのはら」さん(現在は銀座に移転)、「祇園 さヽ木 」さんという名店の数々で修業されたとのこと。前半は酒肴が続くのですがどれも最高に素晴らしい素材を使っており、食べればそのレベルの高さが感じられます。(写真は)
・唐津の赤ウニ・じゅんさいと胡麻豆腐
・北海道 噴火湾の毛ガニとキャビア
・青森県下北半島のイガウニ。中にはしまえびが...!
・福岡有明のまじゃく(アナジャコ)

海味を受け継ぐ握りの数々

名店・海味で修行された天本さんの握る鮨はどれも美しく、美味しい。この日は大将の天本さんの出身である九州の魚が多かったです。
写真の鮨は以下。
・福岡 姪浜の鯛。
 瀬戸内産のとは身の詰まり方が違うらしく、だれないそうです。
・長崎 五島列島の2.7kgのアオリイカ。とてもおいしい!
・北海道エゾムラサキウニ
 有明の海苔で。
・千葉 大原の金目 4日間寝かせた昆布締め
・天草のコハダ 一週間熟成
 これとは別に新しいものもいただきました。
・東京湾の穴子タレ焼き

銘酒の数々!

私がこのお店に伺う際はビール以外は日本酒をいただくのですが、
実は天本さんは数々の酒蔵さんともお付き合いがあり、レアな日本酒もいただけたりします。(セラーにはさらにスペシャルな日本酒もあるかもしれません・・・)数々の握りとともに頂く銘酒も最高に美味しいです!(写真は)
・鳳凰美田 純米吟醸 芳(かんばし)
・黒龍 大吟醸 しずく
・而今 特別純米 火入れ
・貴 特別純米60
・日高見 超辛口純米酒

大将・天本正通さん

これまで酒肴、握り、お酒を紹介させていただきましたが、なんといってもこのお店は大将・天本正通さんの存在が大きいと思います。入店時の威勢のいい掛け声から始まり、その後「天本劇場」ともいわれるショーは、美味しいだけの寿司屋にはない、人を夢中にさせる魅力があると思います。(写真は)
天本さんと千葉県大原の大黒あわび。
このアワビを採れる海女さんはなんと1人だけなのだとか。
おいしくおつまみでいただきました!

さて、今回は東麻布の新星「東麻布 天本」を紹介させていただきました。このお店、残念ながら予約の取りづらいお店の1つになってしまいましたが、一度伺えば次の予約必ず入れたくなってしまうと思います。是非とも伺ってみてください!