【米国はこう見ている】前田健太、20試合登板&投球110回超え ボーナス追加で総額6.26億に!
基本給3.18億円からほぼ倍増! 出来高総額は3.08億円にアップ
23日(日本時間24日)敵地でのカージナルス戦で今季9勝目を挙げたドジャース前田健太投手が、またまた出来高ボーナスを獲得した。これで現時点の総額は590万ドル(約6.26億円)と、基本年俸のほぼ倍額となった。
猛暑の中での登板となったこの日。4回まで快調に飛ばした前田は、4点リードの5回にアダムスのソロ弾で1失点し、さらに6回にも1点を失ったが、5回2/3を投げて5安打2失点(自責2)の好投で勝利を飾った。
この日の登板で今季20試合目登板と投球回110イニング(113回2/3)をクリアして、100万ドル(約1.06億円)と25万ドル(約0.27億円)をゲット。すでに165万ドル(約1.75億円)を獲得しているため、出来高総額は基本給300万ドル(約3.18億円)に匹敵する290万ドル(約3.08億円)となった。
契約時に健康を懸念されるも、開幕以来故障と無縁
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」電子版によれば、ロバーツ監督はこの日の前田について「序盤はキレがあった。カーブ、スライダーなどが効果的だった。速球は及第点」と評価したそうだ。クオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)にこそ、あと1死で届かなかったが、試合開始時の気温34度という酷暑での力投は、エース左腕カーショーを欠くドジャースにとって心強いものだったに違いない。
契約前のフィジカル検査で異常が見つかり、健康を懸念したドジャースは出来高に重点を置いた珍しい形の契約を結んでいた。だが、いざ開幕してみると、誰よりも健康な前田は着実に出来高の設定値をクリア。ドジャース先発投手陣の中で、最も安定感のある存在となっている。
現在、ナ・リーグ西地区2位につけるドジャースがプレーオフ進出を実現するためにも、前田は欠かせない存在となりそうだ。