104歳の現役医師！ 「日野原重明」先生、おどろきの健康法

多くの人が望む、長寿。長く生きることだけがすべてではありませんが、やはりできるだけ長い時間元気でいたいと思うのは自然なことです。今回は明治生まれの偉人、そして現在104歳、なんと現役のお医者さんでいらっしゃる日野原重明さんの健康法についてご紹介します。

104歳の現役医師！ 「日野原重明」先生、おどろきの健康法

日野原重明さんは、明治44年生まれ。
医学の道へ進むために大学に進学するものの、結核にかかり闘病生活を送るなど、多くのご苦労をされてきました。
それでもあきらめず医師になり、日本にアメリカの医学を導入した第一人者として、医療業界に欠かせない人物となります。

大病をのり越え、現在104歳という長寿になっても、元気に過ごしている日野原さん。
その健康法はなかなか独特。
その中のひとつが「うつぶせ寝」です。
日野原さんは必ずうつぶせで寝て、睡眠時間は4、5時間。
うつぶせは自然に腹式呼吸ができるので、健康に良いことは証明されているのだそうです。

食事は、一日の摂取カロリーを1300キロカロリーに抑えること。
また、朝ごはんには、ジュースに植物油を大さじ1杯入れて飲むのだそう。
歩くときは早歩き、そしておしゃれに気を遣うことが健康の秘訣であるとおっしゃっているそうです。

80年以上、医師として多くの命を救ってきた日野原さん。
やはり数々の名言を残しています。
たとえば、こんな言葉。

「人間にとって最も大切なのは、命の長さだと思っている人は多い。しかし、私が出会った人を振り返ってみて、その人の命が素晴らしい命だと思える人においては、ごく少数の例外はあるにせよ、命の長さはあまり問題ではない」

……たくさんの命を見送り、そしてご自身は100歳を超えてもなお現役でいる、そんな日野原さんだからこそ言える言葉かもしれません。

10年分のスケジュール帳を持っていて、2020年の東京オリンピックまで予定が埋まっているという日野原さん。
これからもずっと元気で、活躍し続けてほしいですね。

文／岡本清香

TOKYO FM「シンクロのシティ」にて毎日お送りしているコーナー「トウキョウハナコマチ」。江戸から現代まで、東京の土地の歴史にまつわる数々のエピソードをご紹介しています。今回の読み物は「104歳の現役医師！ 日野原重明さん」として、5月25日に放送しました。