はじめまして、初の投稿になります、おちと申します!私はあまり他にはない唯一無二のお店が特に大好きでして、今回は蒲田の初音鮨さんをご紹介します。ここ、初音鮨さんの全て手渡しで出される握りの数々はどれもとても美味しく、しかお大将(中治さん)のユーモアあふれるトークがとても楽しいのです!今回はいろいろなお品というよりは、初音鮨がなぜ他と異なるかというところを述べたいと思います!

シャリの変化を楽しむ

こちらのお店はおつまみ無しの握りのみなので、最初から握りなんです。席につくと程なくして大将が登場し、シャリの味見をさせてくれます。まだ切りたての状態のシャリは暖かく、大将曰く「赤ちゃんの状態」といいます。これが時間が経つ毎に温度も下がりどんどん変化していくのですが、その時間のシャリの状態に合わせてネタを変えていくのが初音流です。試食した酢飯は香りが良くてとても美味しく、食欲をそそります。

温度調整されたネタ

こちらでは基本冷たいネタは出ません。ネタが冷たいと舌が上手く機能しないと大将は言います。ではベストな温度は何度くらいなのか!?・・・これはお店で確認してください。(笑)
ここで出てきたのは大きなマグロの塊。これを鮪包丁で握る量だけ大胆に切り、それらを熱く熱せられた皿の上でしばらく温めます。頃合いで握り始めるのですが、その温度もネタによって変えているそうです。(変態だなぁ・・・※褒めてます)

舌の上で5秒ルール!

こちらはお箸もお皿もなく、大将が握った鮨を片手で受け取ってから頂きます。食べ方にもルールがあり、受け取った鮨をそのままひっくり返して舌の上にネタが来るように口に入れます。そこで5秒ストップ!!その後、噛み始めます。暖められたネタ、酢で刺激されて出た唾液で最高の鮨が完成するというのです。これがやってみるとびっくりするほど美味しいです。今回赤身は塩(!)で頂きましたがとても美味しかったです!

楽しいパフォーマンス

こちらはお鮨だけではない、大将の軽快なトークがまた楽しい!時にはお店の歴史、鮨の薀蓄、女将さんネタ等(笑)。落語のように繰り広げられる大将のトーク・パフォーマンスがとても楽しいため自分はずっと大将のトークに聞き入ってしまいます。こちらは外国のお客様もよく見えたりするのですが、そこも軽快な英語で説明されていました。女将のみえ子さんとの仲の良さが垣間見え、とても幸せな気持ちになります。

いかがでしたでしょうか?唯一無二の楽しく美味しい「初音鮨」。最近はどんどん予約も取りづらくなっているらしいのですが、是非とも一度は体験してみてください!