誰にも教えたくない。隠れた名店。~麻布十番編~
今回は麻布十番にひっそりと佇む焼鳥専門店「しの田」を特集。「紹介制」のため、一見さんが入ることができない空間、最高の焼鳥屋が見せてくれる世界とはどんなものなのか、高級焼鳥屋を紐解いていきたいと思います!
紹介制・完全予約制の焼鳥店「しの田」
今回は、麻布十番にひっそりと佇む焼鳥専門店「しの田」にお邪魔してきした。「紹介制」「完全予約制」のため、行きたくても行けなかったお店だったが、偶々知人の紹介で入れて頂けることに!焼鳥屋とは思えない店内の内装は、超高級感溢れていて緊張する。カウンターと個室の2種類あり、今回はカウンターで頂くことに。そのカウンターがまた、焼鳥屋とは思えない。超高級寿司屋に来たのではないかと言わんばかり。食べてもいないのに手汗が止まらない。(苦笑)
メニューはコース2種類のみ!
メニューは2種類のコースのみ。焼鶏懐石コース(¥13,000)と焼鶏コース(¥9,000)。焼鳥でコース1万円超えとは、さすが隠れた名店。どんな料理が運ばれてくるのかワクワクする。料理が運ばれてくるかと思ったら、店主の篠田さんが登場し今日のコース料理の材料はこちらになりすと。使う材料を紹介してくれるのだ。焼鳥屋でこういう風材料の紹介をするのは珍しい。高級な焼鳥屋ってこういう感じなのかと感心してばっかり。
日本三大地鶏の一つ「比内地鶏」
「しの田」で使用されている鶏肉は、日本三大地鶏の一つ「比内地鶏」を使用している。とは言われても他の二つがパッと思いつかないので、ググってみると「名古屋コーチン」「薩摩地鶏」だそうだ。名古屋コーチンしか知らなかったけど、それほどすごい地鶏を使用しているとのこと。「比内地鶏」は他の二種類よりもコクとうま味が強く、味の切れ味が抜群の肉質を持ち、「究極の地鶏」とも呼ばれている。最高の焼き具合で運ばれてきた、比内地鶏を一口。「旨い」。この一言に尽きる。焼き加減も素材も空間もすべてが揃い最高の時を感じることができる。
旬の春野菜のプレゼンテーションに日本美を感じる
焼鳥だけでなく、季節の野菜や日本料理も組み合わされて出されるので、長時間のコース料理も飽きがなく最後まで楽しめるのも、「しの田」の特徴。特に、季節の野菜を使った料理には、日本らしい美しさが感じとることができ、日本人だけでなく海外の方からも支持されるだろうなという印象を受けた。
選び抜かれた美味しい鶏、素材の味を引き出す、塩加減、火の入れ具合、最高のタイミングで季節の食材と共に楽しめる麻布十番「しの田」。「紹介制」のお店なので、店内は品があり落ち着いた雰囲気。大事な接待やデート時にでも、是非利用してみてください!