「重版出来!」でも気になる坂口健太郎に注目「とと姉ちゃん」20話
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第4週「常子、編入試験に挑む」第20話 4月26日(火)放送より。
脚本:西田征史 演出:岡田健
冒頭、朝4時に起きて、弁当をつくる、その戦場のような様子のスケッチ。
仕出し弁当美味しそう〜。
常子(高畑充希)、リアカーが似合ってる〜〜。たくましい〜〜。
すっかり役立たずキャラの君子(木村多江)。とと(西島秀俊)との結婚生活の時、それほど裕福でもなかっただろうし、亡くなってから4年、いっくらなんでもこんなに非力では、妾になることなく家族4人生き延びるのは無理だろう〜〜。などなど様々な思いが去来。
でもなにより20回の見どころは、坂口健太郎!
常子と鞠子が、寺で出会った丸眼鏡の風変わりな青年・星野武蔵役の俳優だ。
この役は、植物をわざわざ日陰に植え替えて観察している最中に、常子(高畑充希)と鞠子(相楽樹)に出会う。
「植物は過酷な条件下で育てるとそれに順応して生き延びようとする」と言って、常子たちの生き方に重要な示唆を与えた。
「これからが楽しみです」という星野の言葉は、“常子たちのこれから”だったり“ドラマのこれから”だったりにも聞こえる。
坂口健太郎(24歳)、火曜日のこの日、夜のドラマ「重版出来!」(TBS 9時〜)にも出演、目下、モーレツ売り出し中という印象。
「重版出来!」では出版社の営業部員役でレギュラー出演。眼鏡をかけてないのと、顔立ちがさっぱりしているのと、演技力も手伝って、一瞬同一人物に見えないが、どっちの役もなんだか感じがすこぶる良いところが共通点。清潔感がある。
朝ドラとゴールデンタイムのドラマと2本もレギュラーの期待の新鋭は、前クールの月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ)にも、高畑充希と共にレギュラー出演していた。この時、彼が演じた青年のちょっと屈折した恋心の表現に萌える視聴者続出で、その熱が冷めないうちに、朝ドラと、視聴率はいまひとつだが漫画やドラマファンには評価が高い「重版出来!」の2本で認知度アップ、人気も確立することは間違いないだろう。
出自は、メンズノンノの専属モデル。先輩モデルに「ごちそうさん」の東出昌大、最近、個性的な絵が人気の田辺誠一などがいる。所属事務所は、小栗旬、綾野剛がいるトライストーン・エンタテイメント。なんだかそのへんのブランド力にも安心感がある。
秋には、チェーホフの「かもめ」(東京芸術劇場)で初舞台を踏む予定。悩める若き小説家トレープレフは俳優の力量が試される役だ。2016年は、坂口健太郎の年になりそう。
「これからが楽しみです」ね。
(木俣冬)
脚本:西田征史 演出:岡田健
冒頭、朝4時に起きて、弁当をつくる、その戦場のような様子のスケッチ。
仕出し弁当美味しそう〜。
常子(高畑充希)、リアカーが似合ってる〜〜。たくましい〜〜。
すっかり役立たずキャラの君子(木村多江)。とと(西島秀俊)との結婚生活の時、それほど裕福でもなかっただろうし、亡くなってから4年、いっくらなんでもこんなに非力では、妾になることなく家族4人生き延びるのは無理だろう〜〜。などなど様々な思いが去来。
常子と鞠子が、寺で出会った丸眼鏡の風変わりな青年・星野武蔵役の俳優だ。
この役は、植物をわざわざ日陰に植え替えて観察している最中に、常子(高畑充希)と鞠子(相楽樹)に出会う。
「植物は過酷な条件下で育てるとそれに順応して生き延びようとする」と言って、常子たちの生き方に重要な示唆を与えた。
「これからが楽しみです」という星野の言葉は、“常子たちのこれから”だったり“ドラマのこれから”だったりにも聞こえる。
坂口健太郎(24歳)、火曜日のこの日、夜のドラマ「重版出来!」(TBS 9時〜)にも出演、目下、モーレツ売り出し中という印象。
「重版出来!」では出版社の営業部員役でレギュラー出演。眼鏡をかけてないのと、顔立ちがさっぱりしているのと、演技力も手伝って、一瞬同一人物に見えないが、どっちの役もなんだか感じがすこぶる良いところが共通点。清潔感がある。
朝ドラとゴールデンタイムのドラマと2本もレギュラーの期待の新鋭は、前クールの月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ)にも、高畑充希と共にレギュラー出演していた。この時、彼が演じた青年のちょっと屈折した恋心の表現に萌える視聴者続出で、その熱が冷めないうちに、朝ドラと、視聴率はいまひとつだが漫画やドラマファンには評価が高い「重版出来!」の2本で認知度アップ、人気も確立することは間違いないだろう。
出自は、メンズノンノの専属モデル。先輩モデルに「ごちそうさん」の東出昌大、最近、個性的な絵が人気の田辺誠一などがいる。所属事務所は、小栗旬、綾野剛がいるトライストーン・エンタテイメント。なんだかそのへんのブランド力にも安心感がある。
秋には、チェーホフの「かもめ」(東京芸術劇場)で初舞台を踏む予定。悩める若き小説家トレープレフは俳優の力量が試される役だ。2016年は、坂口健太郎の年になりそう。
「これからが楽しみです」ね。
(木俣冬)