【マジかよ】たった30円で焼肉が食える焼肉屋に行ってみた! マジで30円だった件

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日本人のご馳走といえば何だろうか? 路上で「あなたにとってご馳走は何?」と聞いてみたところ、以下のような返答があった。

「寿司ですね!」

「お寿司かなあ〜」

「回転しないお寿司屋さんのお寿司」

「寿司だな」

「やっぱり寿司あたりかなあ」

「まぐろと納豆の寿司」

「寿司」

なるほど、寿司が大好きな人も一部にいるようだ。今度は編集部で記者に「お前らのご馳走は何?」と聞いてみたところ、「芽ねぎの寿司」「回転寿司の1皿300円くらいする寿司」「寿司っすね」「寿司しかありえない」と話していた。



てめーらふざけんな! 日本人のご馳走といったら焼き肉なんだよ! お前らが寿司とか言ってたら記事が進行しねーじゃねーか!

世間から「ご馳走といえば焼き肉」ってコメントがほしいんだよ! 空気読めよ! そこらへんのバイラルメディアみてーにギャラ500円にすんぞゴルァ!

焼肉大好き!」

焼肉しかないっしょ!」

焼肉は日本の国民食!」

焼肉バンザーイ!」

「毎日焼肉食べたいです」

焼肉はご馳走の代名詞!」

焼肉さえあれば何もいらない」

日本人の国民的なご馳走「焼肉



ということで、今回紹介したいのは、日本人がみんな大好きなご馳走「焼肉」である。しかも、たった30円で食べられる焼き肉があるというのだ!

キムタクも思わず「チョマテヨ!」と言いたくなる価格。まさにインド人もびっくりな価格である。本当に30円で食べられる焼肉屋があるのか? 実際に店舗へと行ってみた。

立ち食い形式でコスト削減



やってきたのは、焼肉屋「治郎丸」秋葉原店。店頭にメニューが掲示されているのだが、確かに30円と書かれている! マジで焼肉が30円で食べられるようだ!



ちゃんと「円」って書いてあるし「ドル」とか「ユーロ」じゃない。正真正銘30円! 店内に入ると、客席はカウンター席のみだった。立ち食い形式でコスト削減をしているようだ。





ドリンクが250円



板前さんが直接オーダーを聞きに来てくれた。「ドリンク何にしますか?」と聞かれたのでメニューに目をやると、一番安いドリンクが250円のウーロン茶だった。焼肉が30円なのにドリンクが250円! マジかよ! 水だけ飲んで30円の焼肉だけ堪能したいぜー!



……と思ったのだが、小心者のためドリンクのオーダーを断ることができず、ウーロン茶を注文してしまった。250円あれば30円の焼肉を8皿も食えるじゃねーか! とんだ痛い出費をしてしまった。とりあえず、30円の焼肉も注文した。

ゲテモノなのかな?



30円で食べられる焼肉はすべて豚肉で、テッポウ(直腸)、ノブブエ(軟骨)、ガツ芯(胃袋)。もう少し高めの肉になると、ノドガシラ、チレ、コメカミ、ボタンがあれ、それぞれ50円で食べられる。



高めの肉といえど50円だけどな。激安すぎるだろ。失礼ながら、ゲテモノなのかな? という不安もよぎった。



凄く嬉しい価格設定



テーブルに出された30円の焼肉は、1種類につき2枚の肉が盛られていた。つまり、2枚で30円ということになる。

普通の焼肉屋の1人前の量とはいえないが、激安でたくさんの種類を堪能したい人には凄く嬉しい価格設定とシステムである!!



なかなかウマイ!



板前さんによると、最初から適切な量のタレがついているため、焼いたらそのまま食べて良いという。



さっそくロースターで焼いて食べてみたところ、ウホッ! なかなかウマイ!



モホォオオオ!





にノブブエのコリコリっとした食感とともにあふれる肉汁がたまらない。テッポウやガツ芯は徹底的に焼いて香ばしさを増してから食べると最高に美味。モホォオオオ! たまんねえなッ!!

焼肉屋の策略にハマる!?



我慢できずにライスを注文し、さらに180円もする牛肉系の焼肉も注文してしまったではないか! 最後には300円の超高級焼肉にも手を出したしまった!





……ヤバイ。美味しすぎてガンガン注文してしまう! このままでは30円焼肉にきたのに会計が数千円とかになってしまう!



ジューシーな高級牛肉を焼いてライスを包んで食べると、極楽にいるかのような幸せな旨味に包まれる!! 焼肉屋の策略にハマってしまったあああああああああああ!



500〜600円で飲み食いできる?



あせりつつドキドキしながら会計をしたところ、合計金額1,160円! しかも税込み!! 高級焼肉も食ったのに1,160円! ライスやドリンクも飲んだのに1,160円!



うおおおおおおおおお! これはなかなかうれしい価格ではないか。もし30〜50円の肉だけで済ませていたら、500〜600円で飲み食いできたんじゃないか?

心優しいマナーのひとつ



もし焼肉屋「治郎丸」秋葉原店に行くならば、ドリンクは強制ではないはずなので、断ってもいいと思われる。ただし、お店もギリギリの価格帯で営業しているので、ドリンクを注文して負担を減らしてあげるのも、心優しいマナーのひとつといえるだろう。

まあ、「こっちは貧乏なんじゃい!!」という人は30円焼肉に徹するのもありかもしれないが。

治郎丸 秋葉原

住所: 東京都千代田区外神田1-2-3

営業時間: 11:00〜23:00

定休日: 無休

■執筆:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/